のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

立てば芍薬

開花を待つ暮らし

美人の代名詞でもある芍薬が楽しめる季節になりましたね。立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花って若い人は知ってるかな⁇漢方薬の原料でもあることで有名ですね(芍薬甘草湯)

 

母が植えたであろう実家の芍薬は毎年ちゃんと綺麗な花を咲かせてくれます。冬のあいだは姿が見えない多年草で雪が降る地域にもかかわらずなんの手入れもしていないのに私を楽しませてくれるのです。

 

連休の谷間に帰省した日にかたかったツボミがある日の夕方ちょっと花びらが出てきて12時間もたたずに満開になりました。この経過に立ち会えるってとても幸せなことなんですよね。たしか去年も同じ体験ができました。

時計回りに開花していく

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みんなが楽しむ連休はいつも庭仕事でおわってしまい自由を失った感覚でしたが混んでいる時期は出かけなくて済むし考え方しだいとようやく思えるようになりましたね。無理してないですよ(笑)あいまに分家の叔母からおかずの差し入れがあったりご近所さんとおしゃべりしたりウォーキングで景色に感動したり日替りでランチを食べに行ったり与えられたなかで楽しむ術を見つけました。

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いつも大丸地下でお弁当を調達

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両親を見送ってから片道400Km移動する2拠点暮らしはなかなかしんどくて周囲の人々の支えと敷地の整地でどうにかやれています。そういや新幹線に乗る前お弁当を買ってたら隣に尾木ママがいて「これから大阪でテレビなのよ〜」と去って行きました。私と変わらない小柄な方でしたよ。

反芻できる楽しみ

旅の記憶の書き起こし

四川省を案内してくれたガイドさんがなかなかよいお話をしてくれて、でも同行したみんなはおそらく聞き流していたであろうネタを書き留めておきますね。四川省成都は錦城と呼ばれ芙蓉が市の花だそうです(市の樹木は銀杏)

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2020年からひとりっ子政策から3人産んでもペナルティはなくなったが若者は結婚する気がなく結婚しても子供がいらない人が多いとのこと。公立の小中学へ行っても塾やお稽古ごとにお金がかかる、半年の育休を経て職場復帰するが粉ミルク、オムツ、検診費用が高く祖父母に預ける人が多く日本の社会構造に似ていますよね。

 

ソフトウエア企業などで働く若者が多く地下鉄は朝夕ラッシュがおきる、車の台数も制限され緑のナンバープレートだと複数所有してもよいとか。90㎡のマンションを購入すれば成都の戸籍が手に入るため若者はローンを組んでよい学校近くの物件を購入するそうです。なんだかどこかで聞いたような価値観ですね。日本の現状が中国の近未来なのかもしれません。

 

これが王道と思わされてやっていることは果たして本心なのか、そうだとしたら生活や国家が破綻しないような仕組みはあるのか考えさせられますね。

錯覚じゃない資産

金銭ではかれないもの

老後不安を煽られ副業しなきゃ、新NISAやらなきゃ、稼がなきゃと金銭に繋がるものばかりに追い立てられてしまいがちですがどうなりたくてそれらをやるんですかね。悠々自適なシニアライフとか早期リタイアとかですか。

 

多くの人の願いは他人から羨ましがられる贅沢な暮らしより心地よい人間関係のなかでの安心じゃないかなぁ。私が年齢を重ねたからそう思うだけで世の中の人は違うかもしれないけれど。タワマンに住んで高級車に乗ってちやほやされてってそういうのが理想なの⁇そんなことないでしょ。

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社会がこしらえた価値観(マーケティングともいう笑)に自分を寄せる必要はないですよ。若いとまだまだ周囲との比較や年配者からの助言で気持ちがぐらつくかもしれませんが本能的に違うと感じることをやったところで一人前なわけじゃないですから。無理は破綻を招きます。

 

自分と丁寧におはなしして本音を掘り下げるよりないですよね。長年世間の尺度で生きて厄介なシニアになった人を見かけますがずっと自分を置き去りにしてきたのが容易に想像できます。みんなそうだからと家庭をもってローンを組んで家を買って定年後は居場所も話し相手もいない。手に入れたものは幻想だったのかな。

魚生活を続けるコツ

頭がよくなるかも⁇

銚子の行商人さんから魚を買うのが習慣になりました。2拠点暮らしでいないとき以外はいつも土曜の昼すぎ空き地に停めた軽トラで買い物を楽しんでいます。毎週当日の朝にショートメッセージがくるのでおちおち遠出はできません。出かけても昼すぎまで戻れる場所限定です。

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魚屋さんとイベントを天秤にかけてどちらが自分にとって大事か考える癖がつきました(笑)たいてい魚屋さんの勝ちですね。近所にも魚専門店がありそちらはいつでも行けますが行商ならではの品揃え(ヒラメの昆布締めなど)や手づくりの煮付けがよそにはないクオリティで気に入り行商のおじさんとおばさんやご近所さんとの会話を楽しんでいるのです。

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近くは大手のスーパーが4件もありますがやはり魚は専門店や行商さんに限ります。だいたい週5で魚生活をしているおかげか今のところ認知機能も低下していません。焼き魚や煮付けやムニエルなどのローテーションですが飽きることもなく貝のお味噌汁や海藻の酢の物で海の幸を楽しんでいます。わりと贅沢なんじゃないかな。

有意義すぎる朝活

早起きが基本

連休の帰省で田舎の広い庭の手入れと地域の用事や室内片付け、郵便物、チラシ、検針表の仕分けなどやることは盛りだくさん。いくら時間があっても足りずいつも「今回はここまで」と区切って自宅に戻ります。

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両親を見送ってから1年のサイクルがやっと頭に入ってきて前倒しでやるべきこと、連絡することなど段取りできるようになってきました。今回は早起きしてお墓参りもできました。春彼岸で草刈りはしておいたのにトゲトゲの雑草が膝ぐらいまで伸びていたりいつもは分家さんに任せていることの大変さがわかりました。

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お墓参りあとは山道のドライブと期間限定山菜そばなど楽しみのんびり帰宅してもまだ12時台。時間が伸びたのかと勘違いするほど。早起きの効果は計り知れませんね。不在中お世話になっているご近所の方々にもご挨拶できたりとにかくタイミングがいい。

 

庭仕事でいい汗をかきノコギリの使い方もうまくなりました。父から教わることなく手探りでやってきましたが樹木ごとのつきあい方が身についてきたようです。母の介護中から胃腸障害を発症し治療や施術に時間をとられ投げやりになりがちでしたがようやく体調に明るい兆しが見えてきました。