のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

落語界の掟

聖徳大学さんの社会人向け講座に、懐石料理と落語を楽しむ会があり参加しました。f:id:nozosan-net:20170310180104j:image

以前から興味はあったものの講座の人気が高く、受け付け開始日に申し込んでも既にキャンセル待ちだったりなかなか参加できませんでした。

 

今回は受講できるというので楽しみに出掛けました。生の高座は東北大学落研を聴いて以来なので、もう何十年ぶりです。

 

松戸の有名料亭さんに着くとすぐに懐石料理をご馳走になり、初めて相席する方たちとお喋りしました。

 

食後は二階のお座敷で、松戸出身の二人の若手噺家さんのお話を聴きました。

 

落語界は逆ピラミッド社会で、お弟子さんより師匠の方が多いのだとか。お若い二人は貴重な存在です。

 

二つ目は長いが叶ってダルマの目が二つ入ることから、真打ちは最後のロウソクを消すことからつけられたそうで、知らないことだらけです。

 

お二人は現代風にアレンジされた古典落語で楽しませてくれました。今の若い人には理解できない言い回しがあるそうで、なかなかご苦労されているようでした。

 

けれど計算されつくされた軽妙な語り口で場の空気を自分のものにするスキルは、相当なお稽古を積んだ結果と思われます。

 

師匠の身の回りのお世話やお茶出し、着物の畳み方など行儀見習いから始まり、20分ほどの長いお話を途中つまずくことなく、一人で何役もこなしつつ演じ、観客を引き込む話術は流石としかいいようがありません。

 

次回は浅草演芸ホールにツアーで行きましょうというお話も出ていたので、是非参加しようと思いました。

 

遠隔操作と他人の目

遠距離介護に必要なもの2つです。

 

それほどたいそうなことじゃなく、遠くから現地の人にお願いして動いてもらう、わざわざ家に上がらなくても遠くからそっと親の様子を見てもらうということです。

 

この2つを可能にするためには、帰省したときの丁寧なコミュニケーションが大事です。

 

1人の人にだけ負担をかけるのではなく、複数の様々な職業の人に広く薄く、なんとなく気配を感じてもらうようにしています。

 

なので私のほうから挨拶に行ったり、地域の行事に参加するためだけに帰省したり、それなりの手間暇はかけています。

 

地区の防災訓練は必須行事なので、なにがなんでも参加して近隣の方とお喋りします。この数年開発された宅地に住む方々は、昔からの住民とは一線を画しているのでチャンスです。

 

シルバーセンターに雪掻きと庭木の剪定を頼んでいるので、スタッフさんと必ず会話します。

 

ピアノ教室の大家さんをしているので、私が在宅していれば保護者さんにご挨拶します。皆さんにLINEグループに強引に入ってもらいました(笑)

 

社協のお弁当宅配のボランティアさんにもご挨拶します。毎回配達の人は異なりますが、何度かお会いして私の存在をうっすら知ってもらえたらそれでよしとしています。

 

そしてすぐ動いてくれるケアマネさんや、近くに暮らす叔母夫婦に細かい気配りをしてもらっているお陰で、平凡で幸せな生活ができています。

吸い玉体験

漢方薬局のカウンセリング日でした。いくら寝ても疲れが取れない、いつも左肩甲骨が痛いのが、そういえば最近気にならないなぁ…まできました。

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私に漢方薬は合っているようです。よく体力の底上げといわれますが本当に実感できるのです。

 

外出から帰宅するとすぐに横になるほどで、介護帰省から戻ると数日使い物になりませんでした。いつも何かに追い立てられている感覚で、マインドフルネスとはなんぞや?でした。

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先月から漢方薬を再開し首筋から背中までのこわばりが楽になり、起きられないほどの疲れもなくなってきました。

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今日は併設の鍼灸院で吸い玉をして戴きました。多少の痛みはありますが、瘀血が出てすっきりしました。

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吸い玉は跡が残るので、温泉やプールに行く予定の方は日程を調整しましょう。

介護帰省3月 II

f:id:nozosan-net:20170307165017j:image紙オムツとライナーのゴールデンルールに辿り着けたようです。

 

教わった紙オムツの袋をお店に持参しましたが、ライナーに同じものがありません。

 

店員さんに訊ねるとこれとこれでどうですか?と提案され、その組み合わせで様子をみることにしました。

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そこから日用品の買い出しをして、夕方までコタツでゴロゴロしているとピアノ教室から演奏が聞こえてきます。今日は同級生講師さんが教えに来てくれる日。

 

自身の演奏練習もしているので、茶の間にいながらホテルのラウンジにいるような贅沢を味わえます。しかもタダで(笑)

 

夜は息抜きを兼ねた外食に出掛けて、ふるさとの味を楽しみました。

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介護生活をしているとふらりと飲みに行くなんてできません。前もってショートステイやお店の予約、運転代行の段取りが必要なので、面倒でどこも行かなくなります。

 

楽しみがないと生活も人間関係も閉じていきます。するとどこかで行き詰まりがおきます。

 

そうなる前に日頃頑張っている父を誘い、お酒や食事を楽しむ機会をもうけています。って聞こえはいいけれど、私が食事の支度をするのが面倒なんです。

介護帰省 3月

先週、新しくお泊まり(ショートステイ)を組んだ施設で母が膀胱炎を発症し、土曜の午前でなんとか対応できたものの、通院送迎を父が一人でするのは難しく対応策を検討していました。

 

今朝、担当ケアマネさんと相談のうえ、自費で送迎と身体介助を頼める事業所をすぐに二つ契約しました。私がいるうちに手配したかったので、直ちに担当さんが訪問してくれました。

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一人の担当さんは同居の実母がレビー小体型認知症で、幻覚やせん妄が激しくメンタルがきついとの事でした。ウチと同じく震災後から進行していったそうです。

 

もう一人は介護保険制度が施行された年からのキャリアで、弟さんが仙台89ERSでプレイされているとの事でした。そして介護者の健康を大事にして下さいと言われました。(一番言われたかった言葉‼︎)

 

今日もワンアクションでいくつもの成果がありました。

 

急いで掃除や片付けを済ますと母がご機嫌で帰ってきました。自宅での車椅子セットを父に教わり迎え入れました。

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心配するほど症状が進行しているわけでもなく、本人と介護者の安全のために導入したので、介助すれば歩行ができる状態で安心しました。

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