のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

未来の被介護者のために

いずれ私も介護される日がくるでしょう。その時に今の経験が活きるかどうかわかりませんが、一つだけ丁寧にしてもらえるコツがあります。

 

お世話しやすい人になることです。

 

こればかりは性格や病の種類によるのでなんともなりませんが、いくらAIが介護を担うとはいえ、お世話する際優しくしてあげたくなる人というのはいます。

 

手を差し伸べやすい人。

 

自分ができないことを認めて、素直に他者に頼れる人。

 

身体介助にいちいち「ごめんね〜」とか言わなくていいんです。椅子から上手く立ち上がれたらこちらも嬉しいんですから。

 

上手に頼って介護者を使いこなすぐらいでいいです。

 

人を頼るのはいけないと教わってきた人は、身体が不自由になっても自力でどうにかしようとしますが遠慮はいりません。

 

私も最近そう思えるようになったので、偉そうに言えませんが。

 

感謝の気持ちは心から湧き上がるもので、自然と言葉や態度になります。

 

ここでお礼を言わなくちゃ‼︎とか思う必要もありません。

 

本当にありがたければ、なにかしらのアクションが勝手に起きるものです。

 

それは嬉しそうな表情だったり、手を握り返してくれたり。それで充分、それすらなくても大丈夫。

 

だって最終的には感謝の気持ちを表す言葉も喋れなくなってしまうから。

私に愚痴ってもあなたの夫はかわらないよ

友人の夫が「俺が時給いくらの仕事をしてると思ってるんだ‼︎」と怒鳴るらしく、自己肯定感の低い彼女は、自分はダメ人間なのだと日々否定されていたたまれないそうです。

 

私に愚痴られても、その人を選んだあなたに問題があるわけで嫌なら別れるしかないでしょう。

 

と言うと身も蓋もなくなり、先方が求めている言葉は「ご主人酷いよね〜〜。主婦の仕事をバカにしてるよね〜〜」なので、会話が成立しなくなります。

 

私はご期待にそえないので、他の友達にも訴えるそうですが、もう皆んな聞き飽きて誰も本気で相手にしなくなったようです。

 

どうぞ劇中劇を楽しんで下さいとしか言えません。

 

心配させるから親きょうだいに打ち明けられないとかさ。本気でどうにかする気ないでしょ?

 

暴言に耐えてる私って素敵‼︎とか思ってそう。「心理学の本を読んでるの」って、本に答えが書いてあるのか。そうなんだ。

 

ちなみにあなたの夫は、私にはとてもいい人風味ですよ。何を言っても許される相手とあなたを軽んじた安っぽい甘えでしかないのでは?

介護にもたまのご褒美がある

認知症の母は、私の言葉をどこまで理解しているのかわかりません。しかし一緒にいるとき、日頃父との生活で見せることのない笑顔で非常にご機嫌です。

 

私と過ごす時間を気に入ってくれているのでしょうか。

 

数年前、母をベッドへ寝かせて部屋から出るとき「今日ね、私の誕生日なんだ」と話しかけました。

 

すると満面の笑みで「よかった、よかった〜」と何度も喜んでくれました。

 

認知症が治ったのかと思ったほど普通の対応でした。大げさかもしれませんが、本当に死んでもいいやと思うほど嬉しい出来事でちょっと涙ぐんでしまいました。

 

たまにそんなことがあると、すぐ舞い上がってまた介護をしようという気になるのです。ハハハ、母の計算だったりして(笑)

 

そんなこんなで「ああ、しんどいな〜。私だって更年期とか色々あって新幹線で通ってるのに」と思う日と死んでもいいぐらい嬉しい日が交互にやってきて、介護生活に彩りを与えてくれます。

誰だって最後は1人

独居老人を見て「淋しそうね」なんて言う人がいますが、私たちの未来の姿なんですよ。いずれ行く道。

 

家族に囲まれ仲良く楽しく暮らしていても、亡くなったり、嫁いだり、別れたりで1人抜け2人抜け、最後は1人ぼっちです。

 

永遠に続く間柄などありません。

 

俳優の内藤剛志さんが家族は一時的なユニット

 

というなんともぴったりな例えをしていました。

 

1人ぼっちは果たして孤独で気の毒なんでしょうか。気の合わない人と一緒にいるのが苦痛過ぎる私にしてみれば、適度な距離感の友人知人と健康、住む場所、生活費があればそれはそれでありと思えますが。

 

そもそも、そうなった時の気持ちを今のうちから想像しても、その時どう思うかなんてわかりません。

 

しかも1人になる前に先に旅立つかもしれません。ただの取り越し苦労かもしれません。

 

よくおひとり様の最期は看取られず、ご遺体の引き受け手もおらず、自宅の処分や死後の後始末で揉めて大変なんて報道を聞きますよね。

 

私は身内にそういう人がいて、確かに大変だったのでその通りだとは思います。でも今後はそういう事例が増えていくと思いますよ。

 

時間はかかりましたが遺された人でやれない事ではありませんし、今は死後の片付けを生前契約できるサービスもあります。

 

あまり未来や不安を先取りしすぎず、1人になっていくプロセスも楽しめたらいいなぁ。

処刑道具の展示

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明治大学アカデミーコモン棟に、考古学の展示品以外に江戸時代の拷問・処刑具の実物があり、誰でも見学できます。f:id:nozosan-net:20170312184055j:plain

 

 

御成敗式目 生類憐みの令 武家諸法度 大日本帝国憲法など、聞き覚えのある刑事法も展示されています。

 

罪を犯せば罰せられるわけで、どのような行為が罪なのか、それを罰する道具と共に解説されています。(撮影はできません)

 

最近何が犯罪なのかわからなくなっている大人の方も、再確認に訪れたら楽しめるかもしれません。

 

近頃は学校などにも常備されているという刺又や、なんとか捕物帳に出てくる十手もあります。

 

自白させるための拷問具もあり、ムチウチ、石抱き、吊るし責めなど、やり方はいくつもあります。

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そしてOBでもある阿久悠先生の記念コーナーもあり、直筆原稿やヒット曲のレコードジャケットも展示されています。

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無料でこんなに楽しめていいのか‼︎というほどのパラダイスなので、是非訪れてみて下さい。

 

https://www.meiji.ac.jp/museum/criminal/keiji.html