のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

炎天下の徘徊に注意

認知症の初期から中期に移行するあたりで、徘徊という周辺症状が現れます。全員ではないですよ、念のため。

 

kaigo-mind.hateblo.jp

 

 

ウチの場合はこの症状にかなり悩まされ、本当に消耗しました。

 

自分の居場所がここじゃないという不安感からか、生まれ育った実家へ帰ろうとしたのか、3km以上離れている高速道路の入り口までフラフラ歩いていきました。しかも35℃近くの猛暑日に。

 

それも一回や二回じゃありません。

 

探すこちらも疲労困憊です。24時間以内に見つけられないと致死率何パーセントとかいわれてますからね、必死です。

 

で、その頃ってまだまだご近所さんに内緒にしていたりするので、探すの手伝ってほしいという簡単な頼み事もできないんですね。

 

正直に話せば案外皆さん協力的で、そのことで不思議な団結が生まれたりもするんですね。だから早めに打ち明けることをオススメします。

 

炎天下で10時間行方不明だった時は流石にもうダメかと思いましたが、知らない方がペットボトルのお茶を母に買い与えてくれていました。

 

首から下げていたキッズ携帯の操作がわからなくて、固定番号にかけてくれた道路工事の作業員さんもいました。

 

多くの人に助けられてきました。

 

家族だけで内緒にしておこうなんて無理です。徘徊する本人を叱責するなど論外です。

 

それでも周囲に話せず協力を仰がず、デイサービスに通うことにも否定的な父に呆れ果て、私の心はどんどん冷めていきました。

 

あなた一人の勝手な思い込みが周囲に迷惑をかけている。本当に母の為を考えてのことじゃなく、自分のつまらないこだわりで症状を悪化させるのをやめてほしい。

 

何度はなして聞かせても腑に落ちないので、事態は益々おかしなことになりました。

母のCT検査

自治体の検診で大腸検査に所見ありで再検査をすることになりました。

 

しかし母に下剤を飲ませ、腸を空っぽにして内視鏡を入れるなど無理です。

 

主治医に相談したところCTスキャンしましょうと提案されました。

 

予約はすぐできたものの送迎付き添い問題が発生します。そのためだけに私が帰省するのも毎回は難しいのです。

 

隣家のお嫁さんがそのクリニックに勤務しています。日頃から父とはよくお喋りしていて、彼女の舅姑とも友人関係であることから、検査日は送迎車を手配してくれました。

 

ここを自分でやります‼︎などと頑張るとまた大変な事になります。ヘルパーさんの送迎介助は別料金です。

 

父もCT検査後に別のクリニックで自分の受診もあります。

 

日頃からきちんと事情を話しておけば周りは助けてくれるものです。

 

それを頑なに拒んで自力でやろうとするから、予約時間に間に合わなかったり自分の通院が疎かになったりするのです。

 

今回うまくいったので、これからもなるべく遠隔操作で動いてもらいます(笑)

不倫スキャンダル

芸能人から国会議員まで連日不倫報道をしていますが、記者会見を開いてまで謝罪することなんでしょうかね。

 

よそ様の家庭に興味がないので、わざわざ見ることもありませんが、あれは誰に謝ってるのでしょうか。

 

「お騒がせして申し訳ありません」って、面白がってるのはマスコミだけじゃないですか。ファンは真相を知りたいかもしれませんが、その人の芸事が好きでファンなのだから私生活はそっとしておきたいものじゃないのかな?

 

皆さん様々なコメントをされてましたが、渡辺謙さんに対しては周囲が甘い詰め方で笑えました。しかしサムライも普通の人だったということですか。

 

10年以上前に故田中角栄氏の婚外子さんの書かれた本を読んで、公然の秘密だったであろうに、この件に関してマスコミ報道など聞いたことすらありませんでした。

 

当時まだ私が子供だったから知らなかっただけなのか、そういう時代だったのかな。

 

角栄さんの婚外子さんは確かご贔屓にされていた芸者さんがお母様で、小さい頃からなぜ両親の苗字が違うのか不思議だったと回想されています。

 

エスカレーター式私立校に下から通い、周囲は自分と同じような境遇の学友が大勢いたとのことです。

 

目白の本宅に行ったこともなく、本妻さんのお嬢様である真紀子さんと正式に会ったこともなかったようです。

 

とにかく大事にされていて、いつも高級なお店で食事をしていたので非常に舌が肥えてしまい、級友に「あいつの家はすごいらしいぜ」と噂になるほど。

 

ついにはレストランまで開いてしまいました。

 

その後はどうされているかわかりませんが、昨年参院選に出馬するしないとざわついたようですね。

 

昔と今では価値観も通信手段も異なります。

 

でも角栄さんはもう一つの家庭もとても大事にしていた印象を持ちました。

 

 

悲喜こもごも 両方の感情が交錯

出掛けるとすぐ疲れてしまってカフェで休憩します。

 

私の隣の70前後とおぼしきご婦人二人が、あんみつを食べながら近況報告をしあっていました。

 f:id:nozosan-net:20170730174012j:image

「実は2月頃に息子が帰ってきちゃって、しばらくグズグズいってたんだけど同居することになって。私この歳になってまたおさんどんしてるのよ」

 

「前に家に行った時孫が夕飯に菓子パン食べてて可哀想になってね。ばぁばのカレーが食べたいっていうから作って食べさせたの」

 

フルタイム共働きで子育てもしている女性の立場が理解できないようです。

 

夕飯に菓子パン推奨してるわけじゃありませんよ。私も似たような育ちでまともな食事なんてしたことありませんでした。

 

理想と現実は違います。

 

「あちらは養育費じゃなくて住宅ローンを払ってくれって条件らしいのよ。あいだに人を入れていろいろやってるんだけど」

 

住まいは確保したいでしょう。お子さんの学区も変えたくない、お友達とも離れるのは辛いでしょう。

 

家や教育費のために頑張ってお仕事して、でも夫とぎくしゃくしだしたのならそれはそれで仕方ないのかもしれません。

 

そのご婦人がお嫁さんの悪口をいってなかったのが救いでした。

 

「ほんと、こんなはずじゃなかったってことあるわよね。土曜は下の子が孫を連れて朝早くからくるからもう大変で」

 

40代であろう立派な大人であるご子息のおさんどんと、朝早くから訪問するお孫さんとの対応にまんざらでもなさそうでした。

 

悲喜こもごもって、多分こういうことなんじゃないかなと思いました。

 

 

 

関係がうまくいってないからと恥じる必要なし

介護施設などで誰も面会にこない人がいます。家族や友人がひっきりなしに会いにきてくれる人もいます。

 

面会のない人は、うがった見方をすれば家族に見捨てられ友達もいない可哀想な人。

 

実はそんなことなかったりします。

 

家族が嫌で自ら入所を選んだ人もいるかもしれません。

 

在宅介護を受けていて、子供がしょっちゅう身の回りの世話にくる人がいます。

 

近くに暮らす子供が、困っている親をまったく助けないケースもあります。

 

良い悪いじゃないんですね。

 

私自身が遠距離介護をしていて思うのは、嫌々やってもそう都合よくなどいかないということです。だから二元論では語れません。

 

親子でもきょうだいでも舅姑でも、近しい立場だからと気持ちの入ったお世話ができるかどうかは別なんです。

 

世間では「困っている年老いた親の世話をしないなんて‼︎」と批判の的になるでしょうけれど、見えない背景というものがあります。

 

そこまで考えられる人は少なく、表面的な話で終わってしまいます。

 

人それぞれ事情があるんですね。

 

良好な関係性を築けなかったと恥じる必要はありません。誰もお世話にこない、面会に来ないからと寂しがる必要もないでしょう。

 

面会にきている子供たち同士がギクシャクしていたり、承認欲求を満たそうとつまらない画策をしていたりそんな家族もわりといますよ。私の身内がそうでした。

 

多くの人に囲まれているから幸せかどうかなど、外側からはわからないのです。