のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

遠距離介護

薬剤師さんも訪問サービス

在宅ケアの担い手 対応している薬局はまだ少なく利用者も多くはないかもしれませんが薬剤師さんも薬を届けてくれたり服薬指導で訪問してくれます。母はアルツハイマー型認知症以外の持病もなくときどき歯科につれていく程度で私や父が動けるから通院も薬局も…

母の辿った道をなぞる敬老の日

うやまう親はもういない 敬老の日はみなさんなにかされましたか⁇私はもう親を亡くしておりイベントはありません。お祝い的なことをすべき時代は折り合いが悪くずっと音信不通で居場所も知らせていませんでした。連絡してこないことを責め立てるような手紙を…

遠距離介護は根まわしから

地域の人に協力してもらう 離れて暮らす親を急に施設入所させるのはよほどの緊急事態です。介護等級に応じたデイサービス(日帰り)から徐々に慣らしておくのが理想ですが多忙な子世代は親の老いを認めたくなかったりまだ先と思いたいものです。面倒なことは先…

こじれた関係性を炙り出すのが介護

うまくいってる家庭ばかりじゃない 介護がはじまるとまとめ役の人を中心に離れて暮らす人もなにかしら協力するようになります。家族構成や関係性にもよりますがうまくいってるおうちばかりじゃないですよ。表向きのはなしだけでよそのおたくを羨む必要はあり…

未来の自分からの借金

気力体力の前借り 寝不足は寿命の前借りといわれて久しいですが同時に気力体力の前借りも自分への借金ですよね。いずれどこかで穴埋めや回収をもとめられるのではないでしょうか。 昭和の時代は己を犠牲にして仕事や家庭に尽くすのが美徳みたいな価値観でし…

未来からのおかえし

どんな形でやってくるか 自分の放ったものがそのまま返ってくるというのは知られすぎていて今さら感ですがあまりに大きなリターンだとびっくりしてしまいますよね。え、そんなにいいおこないしたっけ⁇みたいな。 母の介護とゴミ屋敷片付け〜バリアフリー改修…

介護と自由の折り合い

自分のペースで暮らしたい 介護していると自分のためだけに使える時間がなくなっていきます。気晴らしがしたければそのために時間を作り出す必要があります。介護生活前にはわからなかったことでしたが思いつきでどこかへ行くとか家に人を呼ぶなど些細なこと…

介護帰省の交通費節約の限界

自分の身体も気づかおう 中田敦彦氏のYouTube大学で2回に渡る介護授業が公開されています。介護保険の仕組みや地域包括支援センターなど頼るべきところを紹介し在宅、かよい、入所と選択肢があるのだというおはなしをされています。 www.youtube.com そのな…

実家の裁縫箱で介護時代にタイムスリップ

パジャマのズボンゴム 去年から両手親指がばね指でささいな動きで激痛が走るようになりました。鍼灸治療や漢方薬のおかげでよくなってきたためようやくパジャマズボンのゴム交換をする気になりました。 実家では母のパジャマを着ていますがどれもオムツ替え…

高齢になると対応方法がわからなくなる

介護者として判断できない わりと初期段階で母がアルツハイマーと診断されすぐにデイサービスなどのリハビリを受ければ進行を緩やかにできたのに、まわりに知られたくないという身勝手な理由で父が断ったためについには手に追えなくなりました。 そうなって…

大家さんピアノ調律に立ち会う

発表会をベストコンディションで迎えるために 祖父の代からピアノ教室の大家さんをしており私で3代目です。離れた実家で私不在でも運用できるよう母を介護中からさまざまな手を尽くしてきました。毎年夏の発表会が最大のイベントですが昨年はコロナで中止と…

季節・場所・時間・自分がわからなくなり言葉を失う認知症

アルツハイマーで記憶を失う 楽しかったことも酷い言葉で傷つけたことも当人は都合よく忘れていくのがこの病気の特徴である意味ずるいですよね(笑)こちらとしては未完了な思いを抱えたまま介護することになり、あのときこうしてほしかったという気持ちがい…

被害者設定の解除方法

歳に不足のない大人なのに 幼少期の未完了な思いを抱えたまま大人になり親のせいで〇〇だったという人が案外多いようですね。かくいう私もそうでしたが。世間の仲良し親子を見ると羨ましくなぜ自分はそうなれなかったんだろう⁇と思うことがたびたびありまし…

ここまでやったんだからもういいじゃないかと自分に及第点をつける

ここ数年我が家に出入りするようになった方々は以前の魔窟同然の室内を知りませんからいつも片付いててスッキリしてますね〜と褒めてくれます。褒められたくてやったわけじゃないのだけれどやっぱり嬉しいものです。 昭和の高齢者はモノに執着して危険な家に…

連絡先すら統合できない高齢者

介護が始まると包括支援センターの職員さん、保健師さん、ケアマネさん、介護スタッフさん、送迎さん、福祉用具のレンタル屋さん、主治医などなど数え切れないほど新しい方々とのお付き合いが始まります。 ご挨拶するたびに名刺を戴くのですが父は一緒に戴く…

高齢親の判断力はあやしい

彼らなりの考え方や思いも理解できますよ。でもね、もう役割の済んだものに懐かしいとかいって執着しても片付かないでしょ。今に目を向けよう、安全に暮らすために処分しようと提案しても「いつか使うから」の一点張り。変化することを嫌がる。 つまずく場所…

肩甲骨の痛みから解放される日

10年来の悩み なんどか綴ってきましたが母の遠距離介護が始まったあたりから肩甲骨の角に刺すような痛みを感じるようになりました。最初はただの疲れだろうとマッサージ屋さんや整形外科にかよっていました。 なにをしてもよくならない 筋弛緩剤を処方され整…

正解よりも最適解

私にとってどうなの 私を含め正解を提示されないと不安な人が多いようですね。ひとりひとり違いますからどちらかといえば最適解を求めるほうがいいようです。医療や親の介護方法、終活などうっかり検索沼にはまると情報だけがぐるぐる渦巻きなにを選べばよい…

介護は特定の人がワリを食う法則

なんでいつも私ばかり⁇ 認知症の母の遠距離介護を10年やりきったわけですが片道400kmの移動でいつも疲れていました。1週間ほどの滞在でもうヘトヘト。旅行じゃないですからね、いるあいだにゴミ屋敷の片付けや地域の行事に参加したりケアマネさんとの打ち合…

親の身体にさわっておこう

老いた親を認識する まだ介護が必要じゃなくても親の身体は確実に老いています。荷物を持ったり支えたりできることはやれるうちにしましょう。この手が自分を育ててくれたのだな、と思うと認知症に伴う嫌な言動もまぁ仕方ないかと流せたりします。娘なら肩た…

母がいなくなることに耐えられなかった父

父は在宅介護の限界を感じていたものの母を入所させたら一緒にいられなくなるのがネックでした。介護が大変でも1人になるのが寂しかったのですね。毎月帰省している私が自宅に戻るころになると「寂しい」ともらすようになりました。老々介護で連れ合いがいな…

介護費用は認知症本人の預金から

本人以外はおろせない 高齢者は貯金が好きですからね、入院や施設入所のときに子供が困らないよう倹約しながら定期預金にしています。うちは父が突然死したとき母の入所に必要な資金が母名義の定期になっていて1円もおろせませんでした。 そもそも認知症の母…

親がしっかりしているうちにやっておいてほしいこと

スマホの使い方 なにはなくてもまずはコレ‼︎頭がはっきりしているなら覚えられますから大丈夫。タブレットも然り。けしてガラケーではありませんよ。同じことをなんども聞かれてウザいのは承知です。しかしここで辛抱して覚えてくれると近未来の自分が楽にな…

認知症介護は想像を絶する地獄

誰にでも起こりうることなんだ 孫が認知症の祖母を殺害といういたましい事件がおきましたが孤立無援の介護でさぞかし苦しかったろうと思います。まだ22歳の若い女性がまともなサポートも受けられず大好きなおばあちゃんに手をかけてしまった。 https://maini…

私がいなくても回るコミュニティ⑥

変更しつつの施工 自宅のバリアフリー打ち合わせは分家の叔母にも立ち会いしてもらい、2つある洗面所は1つだけにするとかそこで浮いたぶんをなにかに充てるなど相談しながら進めていきました。 いい顔するのはやめよう 水道関係で長年お世話になっている業…

キメラの翼かルーラがほしい

片道400kmを毎月移動 認知症の母の遠距離介護で毎月の移動距離が最低でも800km。じわじわ地味に疲労します。出張の多いビジネスマンさんを尊敬しますよ。介護を卒業した今も庭やピアノ教室の管理があり同じペースでかよっています。 身体が慣れたころに戻る …

すべてが胎落ちした瞬間

掃き溜めのような実家をどうにかしたい 認知症だから片付けできなくなったのか片付かなくて認知症になったのかわかりませんが、いずれにせよ整頓された家に暮らす認知症の人は少ないかと思います。 以前にも書きましたが物置き小屋のような実家に平然と暮ら…

高齢者の住み替えが進まない理由

身じまい練習 友人の投稿で見かけたのですが、将来の介護を見据えご両親を同じマンション内に住まわせたいと賃貸に出ている部屋を探したとろ高齢を理由に断られたと。 ご両親はまだご健在で友人もごきょうだいも公務員。家賃の取りっぱぐれもほぼありません…

点で優しくするのは誰でもできる

他人は案外優しい いっかいきりなら人は案外優しくできるものです。出先で困って見知らぬ人に助けを求めると他人は想像以上に親切で「そこまでしてもらえるんだ‼︎」と感動することがあります。 そういう体験の積み重ねから自分が助けを求められたらできる範…

不調を打ち明けるのが恥ずかしかった

体調が悪いと言いにくい なぜなんでしょうか。このぐらいで辛いというともっと大変な人もいるのに、と染み付いた昭和の考え方にいまだがんじがらめにされている自分がいます。 片道400kmの道のりを10年間ほぼ毎月介護にかようだけでもしんどいのだからおかし…