遠距離介護とゴミ屋敷問題

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ

心はいつもノマド

ずっと同じ環境で暮らすのが苦手で息苦しくなります。何十年も同じ場所で生活するとか理解できません。 それは私が江戸時代から続く田舎の家で育ち、ことあるごとに「あなたが家を継ぐんだから」と言われ続け、ほとほと嫌気がさしてしまった感情とリンクして…

外ランチの連休

実家近くのショッピングセンターの敷地内に新しくファミレスができました。 これまでいつも慌ただしく買い物の行き帰りに横目で眺めるだけでした。 介護生活は外食に出掛ける時間的、心理的ゆとりがありません。行けないわけではありませんが、出掛けてお喋…

私の手持ち時間

平均寿命から考えると残り30年あるかどうか。そのうち自力で歩けて行きたい場所へ行けるのはどのぐらいかなぁ… と考えたら、もう自由時間はあまりないことに気づきました。 まずい。このままじゃあそこへ行きたかった、あの人に会いたかったと死ぬときに後悔…

片付けに適した季節

3年半かけてゴミ屋敷片付けに通って、ガラクタだらけの室内で動くには適した時期があることに気づきました。 それは5月と10月。つまりエアコンなしで過ごせる季節が最適なんです。 長い休みを利用して断捨離しようなんて思いがちですが、真夏はクラクラ熱中…

病院付き添いのハシゴ

父の言動がおかしくなり、掛かりつけ眼科と脳神経外科を受診してからいったん千葉に戻り、再度仙台入りして物忘れ外来と脳神経外科を受診しました。 物忘れ外来医は母の主治医でもあり、経緯を話すと「一過性のものと思いますが、万が一という可能性もあるの…

端午の節句の菖蒲の由来

幼少期の絵本に怖いシリーズがありました。タイトルがなんと「飯食わぬ女房」 昔、あるさえない若者のところに絶世の美女がやってきて「あなたの妻にして下さい」と言います。 当然舞い上がった彼は二つ返事でオーケーします。美女は食事をまったく取らない…

福岡県田川郡へ行った理由

昨年末急遽出かけたのですが、見える人がいるとの事で紹介されお会いする運びとなりました。 スピリチュアルに疎い私ですし、何か良からぬ話を聞くのも嫌だなと思いつつ案内されたお宅は敷地内に寺院のような祈祷所があり、平屋のとても大きな住宅でした。 …

様々な人が見守りしてくれる幸せ

父の体調不良を、近所の叔母や掛かりつけ薬剤師さんや出張フルートの先生が気にかけて見に来てくれます。 ウチはピアノ教室をやっているので、生徒さんにもLINEで見守りをお願いしました。 他に訪問ヘルパーさんを隔日に頼んで、昼食配達さんも週3日来るので…

通いのヘルパーさんをお願いしました

介護保健の限度額をとうに超えていますが、ケアラー(介護者)である父の健康不安を感じて家事支援や通院の身体介助をお願いすることにしました。 まずは母の歯科通院のお手伝いをお願いし、私が不在時の父の夕飯の支度を契約しました。 長年の介護疲れの体調…

父の言動までおかしくなって

妖怪のような若さの父が、ある日突然メールの打ち方を忘れ、車のバッテリー上がりに対応できなくなり、洗濯機の使い方に戸惑うようになりました。 あれ?これってもしかして母の時と同じかもしれない・・・ 電話すると頭がゴチャゴチャしてぼんやりするとの…

泣きたくなるほどの不安

これまできちんとしていたからこそ、認知症で親が壊れていくのを見るのはただただ不安です。 知識としては知っていても、実際目の前の親がおかしな言動・行動を取ると未来を悲観してしまいます。 メディアでは上手くいっている例より、大変で悲惨でしんどい…

大好きな介護スタッフさんとお別れ

デイサービスデビューから、人と上手くやれない母のお世話をしてくれていたスタッフさんが退職することになりました。 通い出した頃、無駄なプライドで偉そうな態度を取って他の利用者さんを不愉快にさせてないだろうか?と心配で、朝夕の送迎をしたり、おや…

医療機関がバリアフリーじゃないなんて

母を歯科の定期検診に連れていくのですが、長年通ってカルテのあるそのクリニックは緩やかな勾配を利用した土地にあります。 なので駐車場から玄関までは階段になっています。 以前なら気づかなかった、健常者しか受診できない構造ですね。障がい者の駐車ス…

まず自分のコップを満たそう

新幹線で認知症の母の介護に通いながら、掃き溜めのようなゴミ屋敷片付けに四年の歳月を費やしました。 40年以上モノを捨てない生活をしていた老人は、ガラクタ処分を極度に嫌がります。 廊下も部屋の四隅も家具だらけで、動線すらなく救急車が来ても担架を…

老いることが理解されない

高齢になるとどうして介護が必要になるのか、核家族の多い現代ではなかなか理解しにくいようです。 家におじいちゃんやおばあちゃんがいないんですものね。 人がどのように老いていくのかリアルで分からなくても仕方ないでしょう。 老人を見て、身体の自由が…

私には必要ありませんと連絡手段を持たない高齢者

あなたが必要なくても、こちらは必要なんですよ。 何か申し込みをする。固定電話でもいいですよ、連絡取れるなら。でもいつも外出してて取らないじゃないですか。そのうえ留守電機能もない。 こちらは時間を見ながらまた掛け直すのが手間なんです。相手に負…

イマを体感できてるか

カフェで60代後半ぐらいのご婦人二人がお喋りしていました。 今の子ってクルマ持たないんでしょ ご飯食べられない貧しい子供がいるんでしょ 若い人はなんでもカード払いするのね お酒も飲まないらしいわね 結婚しない人が多いらしいじゃない じゃますますこ…

いい顔をして自滅する介護者

やれない事を早めに認めないと、病状が進行していくにつれて負担が大きくなります。 ケアマネさんや周囲に頑張っている自分をアピールしたいのか「よくやってるよね」と言って欲しいのか、被介護者を承認欲求を満たす道具に使っているといずれ破綻します。 …

三国志で知った逍遥(しょうよう)

更年期の精神不安に加味逍遙散(かみしょうようさん)という漢方薬を処方されています。落ち込みがちな気分を上げるお手伝いができるのです。 ほおっておくとすぐにネガティブな考えでいっぱいになる私の頭の中が少し楽になり、いつも遠距離介護で疲れている心…

死後暴露話をされるなんて痛快すぎる

吉本隆明氏の全集を出版している晶文社さんのイベントに参加しました。 特に司会進行もなく糸井重里さんと、吉本氏の長女さんの気楽なお喋りという感じでした。 マイクの調子が悪く糸井さんが客席に直接どう聞こえるか訊ねて調整する一幕もあり、スタッフの…

カフェでの語らい

ハンドドリップコーヒーが好きなので、ヨガとかピラティスの帰りに立ち寄ります。 カウターで一緒になったシニア男性が「ゲイシャって芸者じゃないよね?」などのベタな質問をお姉さんにしていました。 物腰柔らかな上品な紳士で「百貨店のコーヒー屋さんは…

泥酔者は反省しないのか

先日、電車で座った私の前で2人の青年がつり革を持ってお喋りしていました。 30代前半らしくガテン系の服装でイケメンでした。 飲み会でいつも勝手に酔いつぶれて記憶をなくし、第三者と喧嘩を始める友達の仲裁に入るのが嫌で少人数の集まりしか行かないよう…

介護者の健康と人間関係

昨日は父の胃内視鏡検査でした。 いつも1人で行って検査を受けて1人で帰宅できるので、あえて心配はしていません。 書類上の緊急連絡先は私になっています。が実際はすぐ駆けつけられないので、何かあれば近所の叔母夫妻にお願いするようになります。 掛かり…

立竿見影

竿を太陽に当てると影ができる→すぐに効果があらわれる という中国の言葉だそうです。 面白い言い回しですね。 先日バッグを買いに行くと、店員さんが色々説明してくれました。あまりに流暢な日本語で最初は気づきませんでしたが中国の方でした。 可愛らしい…

胃瘻の現実

実際どういうものか見たことのある方は少ないと思います。親族がやっていたのでたまたま現場に立ち会いました。 意識がなくなり寝たきりでも生きられるのですが、管から栄養を流し込む準備が大変ですし、口から食べられなくなっても唾液で誤嚥性肺炎を起こし…

マウント体験

女性なら誰しも経験あるのではないでしょうか。 15年ほど前に親族の集まりの席で初めて会う女性に挨拶しました。 どういうつもりか、すぐに聞くも恥ずかしくなるようなマウントが始まりました。 夫の勤務先自慢「◯ニー勤務で年収が高いの」と散々言うので「…

歳月不待人

歳月は人を待たず 陶淵明 長年間違った解釈をしていました。 時間は待ってくれないのだから、きちんと勉強に励みなさい。だと思っていたのに二松学舎大学の石川忠久先生の解説で 人生短いのだから、近所の人たちみんなと心ゆくまで酒を飲んで楽しもう。これ…

課題の分離

嫌われる勇気を題材にした勉強会に参加して、20もお若い方から色々教えて戴きました。 不惑を過ぎそれなりの経験値でモノを見る時に、一切の先入観抜きというふうにはできません。 アドラーの漫画も出ていて、勝手に相手に期待し勝手に失望するループから抜…

地縁<関係縁?

先日、中高年のお悩み相談みたいな番組で「アラフィーで東京に転居しましたが友達ができません、どうしたらよいですか?」という悩みが寄せられていました。 転居が多かった私は、人間関係をゼロから築くことの大変さを理解できているつもりです。 昔はネッ…

地域で早期認知症に対応可能か

先日NHKのプロデューサーさんから質問されました。 私個人の回答としては可能と答えます。 しかし一般論としては無理とは言わないけれど難しいと答えます。 それはなぜか。私自身たまたま置かれた環境が恵まれていて地域の力を存分に借りた遠距離介護ができ…

親戚アラフォー男子の婚活

我が家の介護を甲斐甲斐しく手伝ってくれる近所の叔母にアラフォー息子がいます。 あまり他人と上手くなごめないようで、仕事も親戚筋のところに通っています。勿論健康な両親と同居です。 帰宅すると手作りの美味しい食事、温かいお風呂、洗濯物はきちんと…

説法が聴ける鍼灸院

定期的に吸い玉と鍼治療に通っているのですが、担当鍼灸師さんが色々お話してくれます。 この身体は自分のものではなく、いずれ返さなければならない借りものである。 死ぬ時期はだいたい分かるので、無病で死ねる。 私の左肩甲骨の痛みはメンタルの疲れから…

いいカモにされていないだろうか

あるスクールに通っていたのですが同期生が20名ほどいました。 そこでライセンスを取得したからとすぐ仕事になるわけではないので、自分なりに研鑽を積むなりしなければなりません。 数名が人気講師の元でさらなるブラッシュアップの名の元に安くはない受講…

ケアマネさんとの付き合い方

初めての担当さんは30代の若い男性でした。 この人にどこまで話していいのかな? 当初ケアマネさんとの付き合い方がわからず、こちらの要望ばかり訴えるのは身勝手で悪いような気がして遠慮していました。 あちらはお仕事で利用者さんの家族のニーズや困りご…

楽しいハプニング

飲み会の後、父が浴槽で溺水しないよう見守りのため帰省したのですが、夕方茶の間でのんびりしていると見慣れぬ車からガヤガヤ数人降りてきました。 父はタクシーで帰宅すると言っていましたが、飲まなかったお友達3人が送ってきてくれたのでした。 2年前に…

気分の落ち込みや怒りはありませんか?

鍼灸師の呉先生に脈診のあとで質問されました。 思っていたのと違って、とか頼んでいたのにできていなかった、というのが最近はあまりなく、あってももう面倒でどうでもいいやと思うほうが多いのです。 意見するとか主張するとか消耗することはできるだけ避…

病気とわかっていても暴言は辛い

認知症になると、その時々の思いを上手く伝えられなくて暴言と取られる言動になりがちです。 いくら穏やかな心で接していてもブチブチと切れることはザラにあります。 言った本人は自覚がないうえに覚えてないのですから、こんな都合のいい病気ってありなの⁈…

認知症の初期は本人も家族も戸惑う

来客があるというので母がコーヒーを出そうとして、自分が日頃使っているカップに醤油の小皿を組み合わせて出そうとしたり、朝食の片付けが済んだらすぐに昼食用の箸をテーブルに並べ始めたり。 ペットボトルの蓋が別の調味料に被せてあったり、毎日新しい麺…

ドクターショッピング

首筋から肩甲骨の内側まで憂鬱な痛みでいつも気が晴れませんでした。 最初はただの肩凝りだろうと、街のマッサージ屋さん、整体院、接骨院、整形外科、鍼灸院、アロマなど様々通い筋弛緩剤を飲んでいました。 ある日買い物に行き試着室で自分をよくよく見る…

中禅寺湖で骨休め

四半世紀ぶりに金谷ホテルへ行きました。介護帰省は毎回やりきった充実感でいっぱいなのですが、千葉へ戻る頃にはもうぐったりです。 仙台駅から新幹線に乗った途端、一気に疲労が襲ってきて、どこかでリカバリーしないとまずいなと思ってしまいます。 今月…

実は損も得もない

繰上げ返済等知っていると、やっておくと得だとか損だとか雑誌やネットで特集を組んだりしていますが、中年を過ぎた自分は既に興味がないというか、もうどうでもいいやの心境です。 その時々の損得や後で役に立つと思われることも、状況が変われば意味をなさ…

認知症特番にお呼ばれ

この地味なブログを読んで下さったテレビ局のプロデューサーさんから連絡があり、私がどんな状況下で遠距離介護をしているのかお話を聞きたいとのことでテレビ収録にお呼ばれしました。 一度外のカフェでお会いして、ざっくりなお話をしていましたが、番組の…

溺水防止

父が年度末の飲み会を楽しみにしています。介護生活の中での少ない楽しみは是非いかして欲しいので、必ず参加してもらいます。 毎年土曜日と決まっているいので、母はショートステイで心配ない。飲み会終わりに帰宅後、鍵を開けて家に入るまでは大丈夫でしょ…

地方あるある

都会から転居してきた方が驚くことは山ほどあるでしょう。地方に首都圏の常識は通じません。 住む場所にもよりますが、旧態依然の土着民しかいない場所だと身元調査から入ります。 最近でこそ昔ほどではないですが、転入理由、夫の職業とそれに伴う給与や社…

氷食症

重度の貧血だと気付いたのは40歳の時でした。自治体の検診結果が封書で届き、やたら低い数値と「再検査」の文字が。 どうりで疲れやすいと思っていました。夏場は汗をかいただけでフラフラ、食後はすぐ眠くなる、昼間もうつらうつらしていることが多く、ゲー…

額面通りもほどほどに

よく死んだ後は家も土地もやるから、なんて親が言ってませんか。本気で言ってるんでしょうかね。片付けたり処分するのが面倒なだけじゃないんですかね。 本当に価値があるのかきちんと調べて言ってるんですか。収益も生み出さない、買い手もつかない土地の価…

親の薬を確認しよう

高齢になると血圧だの血糖値だの、みんなが飲んでる薬がありますよね。 処方薬は受診のうえで戴いてるわけですが、果たして飲み続ける必要があるんでしょうか。 今の良い状態でいるために必要なものもあります。飲まないと命の危険があるものもあります。 で…

放下著(ほうげじゃく)

放下著=名誉 財産 知識 立場 主義等を捨てよというのではなく、持っている自分自身を捨てきれという教え。 掃き溜めのような実家のガラクタをどんどん捨てていくと、まだまだ、もっと捨てられるんじゃないかと思えてきます。 どこまで捨てられるんだろう。 …

忍者に憧れていた幼少期

小学生の頃「忍術・手品の秘密」という本を父が買ってきてくれて、そこから忍者に憧れを抱くようになりました。くノ一ではなく忍者です。 忍者屋敷に住みたくて、増改築が好きな母に「どんでん返しの扉を作って欲しい」と頼んだこともあります。 地主の友人…

地方への移住

近頃の若い人は地方に魅力を感じるとかで、わざわざ都会から移住する人も多いそうですね。 東日本大震災でボランティアに参加し、そのまま私の地元宮城県に移住した若者グループがいます。 都会では味わえない人間関係や自然に魅せられて、限界集落のシェア…