のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

漢方との出会い

以前顔の吹き出物などで漢方薬を処方されたことはありましたが、どういう理屈なのかわからず飲んでいました。説明書きを見ると吹き出物や痒みなどが主訴なのに「脾のはたらきを助ける」とか症状と直接関係なさそうな文言が並んでいて、よくわからないけどきっとこれでいいんだろう・・・と思い処方されるまま服用し、いつのまにか症状がおさまっていた経験が何度もありました。

 

地元の介護交流会でアロマを習い転居してしばらく忘れていましたが、近くにアロマサロンがありお話を聞きに行ったその日、東日本大震災が発生しバタバタしていました。そんななか、近くのカルチャーセンターで「漢方アロマ」という講座をたまたま見つけて「これだ!」とひらめきすぐ受講手続きをとりました。どちらもまったくわからないけれど、とりあえず初心者向きだろうと楽しく通いはじめました。

平日昼間の受講日休みをとって、疲れて休んでいたかったけれど月一回だけだったのでなんとか通いました。講師の方は私と同年代の穏やかな雰囲気の女性でした。毎回てづくりの資料が配られ、季節にあわせたテーマの講義とクラフトづくりもありました。思えばこのオリジナルテキスト、相当勉強してないと作れないものだと「今」なら理解できます。はじめて五行色体表というものを目にし「陰陽」と「気血水」のバランスで健やかな身体が保たれるらしい?まではぼんやり理解できたような気がしました。

 

季節や感情や味によって体調が変化し、中庸でいられるバランスをとる為に古来から様々な方法があることをはじめて知りました。一年中同じような生活スタイル、食事や睡眠。現代社会では個々の体質や季節に応じた養生など殆ど考慮されていません。ただなんとなく土用だから鰻とか、寒いから鍋物とかそんな程度です。私もずっとそうでした。冬でもアイスコーヒー大好きな人でしたし。鰻や鍋はそれでいいのですが、他にも身体を温めたり冷やしたりする食べ物があるのだそうです。

「寒・涼・平・温・熱」と区分があり「寒」の食べ物にバナナやキウイ、スイカなどあるのは雰囲気でわかりましたが、なすやトマト味噌醤油も同じグループなのは面白かったです。「なすとトマトのパスタ」なんて夏にぴったりなんだな・・・なんて思えるようになりました。