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遠距離介護とゴミ屋敷問題

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ

法話会

座禅会に通いだしたころ日本橋奈良まほろば館のイベントで、奈良の阿倍文殊院のご住職のお話会があることを知り申し込みました。長く関西住まいで寺社仏閣史跡などそれなりに好きでしたが、すべてを回ることはできません。阿倍文殊院は行ったことがなかったし、大和ぼけ封じ霊場会があるので認知症に関するヒントが欲しかったのですね。

 

日本橋三越向かいの会場へ着くと一階は奈良県のアンテナショップになっていて、現地でしか買えない食品やお土産品、オリジナルグッズ、大和野菜など販売しています。仁王像などマニア垂涎もののフィギュアまでありました。実は私は海洋堂さんの限定ものの阿修羅像フィギュアを持っていて、他の仏像も気になっていました。東京では手に入りにくいツアーパンフレットなども充実していて、スタッフさんに旅の相談もできます。(奈良県から派遣された職員さんが常駐してるようです)昼どきだったのでイートイン席で茶粥(現地でおかいさんと言います)セットを食べました。なんか食べづらいな・・・と思っていたところフロアスタッフの若いお兄さんが「すみません、忘れてました」と木製のさじ(スプーンではなく「匙」)を持ってきてくれました。既に半分以上たいらげていたのに(笑)量的にやや物足りなかったのですが優しく懐かしい味がしました。デビュー当時物議を醸したゆるキャラせんとくん」は不在でした。一緒に写真を撮って奈良の友達に送ろうと企んでいたのでちょっと残念でした。

 

開始時刻が近づいたのでエレベーターで上の階へ向かいました。今回のようなお話会の他に、写経教室や生け花教室、やまとの歴史を学ぶシリーズなどなど私の心をくすぐる講座がたくさんありました。しかもどの講座も現地のお寺の僧侶や歴史専門家などが講師で「その土地の空気」をここまで運んできてくれるメンバー構成でした。しかし開催曜日や時刻がなかなか私の日程と折り合わないものばかりでした。介護などで時間の制約がでてくるとこれまでもチャンスはいくらでもあったはずなのに、急に焦って色々勉強したくなったりするものです。いかに日頃ぼんやり過ごしているか、自由時間を無限と捉えているか再認識するものです。なのでこの日の法話会は日程ばっちりのまたとないチャンスだったのです。

 

穏やかなやまと言葉を話すスタッフさんの受付を済ませると、いくつかの資料やパンフレットと共に、薄いピンクの可愛らしいお数珠を戴きました。さっそく手首にはめてみるとぴったりです。そしてさほど広くはない会場にパイプ椅子が並べられていたので好きな席につきました。まもなく正装らしき袈裟姿のご住職があらわれて阿倍文殊院の紹介が始まりました。檀家なし、墓地なしで祈祷のみ。入山料はとらず東大寺が本山だそうです。

 

やはりシニア層の受講者が多い中お話が始まりました。

「赤」は魔除けの色で女性は口から魔が入るといわれることから、口紅をさすのだとか。棺桶の内側は魔がつかないよう赤く塗ってある。満60歳の還暦は一生で一番の厄。だから魔がつかないように赤のベストを着る。神社の鳥居も魔除けのため赤く塗ってある。数珠は魔がつかないためのものであるなど、一般人が日常無意識にやっている習慣を例にお話が始まりました。ここまではほんのイントロダクションでしたが、私はお話にどんどん引き込まれていきました。