のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

書道教室Ⅱ

筆を立てて持つことさえ知らない私は本当の初心者で『絶対先生は呆れてるに違いない』と思いつつ、『ここで尻込みしていたら、またやりたかったことを何かしら言い訳してやらない人』になってしまう‼と思い、マンツーマンで比較する相手もいないのだし正直に何もわからない…と話して体験会に参加しました。


先生は心が洗われるような美しい文字で、般若心経の最初の部分5文字(観自在菩薩)をお手本として書いて下さいました。居ずまいをただしたくなるような文字とでもいうのでしょうか、素人の私が見てもただただ息をのむようなバランスの書でした。その講座は確か写経指導と組み合わせたクラスだったので、最初のお手本が難しかったのですね。


上からトレースしても真似できないような文字でしたが、左横にお手本を置いてガチガチになりながら借り物の筆をすべらせます。まったくもって無理です。画数が多く難しい漢字5文字を半紙の中にバランスよくおさめるなど至難の技です。何枚か試し書きしてみましたがトメ・ハネ・ハライができていない締まりのない文字の羅列は、先生に見られるのが恥ずかしい仕上がりでした。


いや、それが秘かなコンプレックスだから習いたいと思ったのですから今日できなくたって通えばいいんだ‼と思いさっそく受講手続きをして通うことに決めました。確か筆と墨汁はその時先生から購入して、硯や文鎮、半紙、下敷きや筆入れなどは自分で揃えて下さいと言われたので、初めから気合いを入れすぎずにイオンの文房具コーナーへ見に行きました。すると学童用品コーナーにちょうどよい感じのものがありました。


今の硯は持ち運びしやすいようにセラミック製で、昔と違って軽いのでした。それも発見でした。文鎮や下敷きは100円ショップで手に入りますし他の道具もさほど高価ではありません。一応習い事に通う準備は整い、あとは受講日に参加するだけになりました。