のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

実家の片付け 本棚編

f:id:nozosan-net:20161007161410j:plainコジココさんコメント有難うございます。まさかの芸大ネタ!書いてみるものですね(*^^)v

さて書籍=教養みたいな図式って今はないですよね。調べものならググればいいし、読みたい本は密林で、または電子書籍で購入できます。そして一度読んだ本をもう一度読むことなんて、私の場合はほぼありません。

 

といいながらも昔は本好きで、小学校低学年の頃は「シャーロックホームズ」シリーズを全部読んだと思います。それぐらい夢中にさせる内容でした。「覆面夫人」とか「赤毛連盟」とか、今もまた読みたいぐらいです。図書委員というのも一度だけなれて嬉しかったです。小5でコナン・ドイルの「失われた世界」を読み恐竜好き、それも翼竜が好きになりました。

 

中学生からは太宰治井上靖石川達三本多勝一柴田翔筒井康隆三浦哲郎などなど乱読で幼少期から本だけは与えられていたので、家じゅう本だらけ。おそらく朝日新聞社から創刊されていたであろう「アニマルライフ」という毎週発行されるカラー冊子を購読していて、それらが綴じられたバインダーも山のように押し込まれていました。

 

実家は作りつけも含めて本棚が5台ありました。どれも大きくて動かせない10年以上扉を開けたこともなく、扉のない本棚は長年西日を浴びて背表紙が茶色く変色し、埃を被ってページをめくると虫が湧いていました。

 

気持ち悪いな・・・虫が湧いてる本が室内にあるなんて。そこで生活するなんて。確かに一つずつ見れば買った時高かった、雨月物語とか古典もシリーズで全部揃っていて当時は価値があったかもしれません。でももう読みません。誰も欲しくありません。いくらブックオフさんでも引き取りません。

 

でも老人の執着は厄介で、父は母校の図書館に問い合わせたりしてただで捨てるのが嫌で、または捨てるという罪悪感を誰かに肩代わりさせることで、本を処分することを自分の中で正当化しようとしていました。

 

老人って愚かだ。日焼けして虫の湧いた本を誰が欲しがるんだ。そして今の時代に紙の本を欲しがるひとなんているのか?話題の新刊とかならわかりますけどね。