のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

クラシック演奏会

ある企業さん協賛の演奏会チケットに当選して、30年ぶりにサントリーホールへ行ってきました。実は学生時代、東洋一のコンサートホールといわれたこの舞台で合唱団の一員として歌ったことがありました。

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しばらくこないうちに溜池山王なんてすっかりわからなくなっていて、親切な案内板を頼りに歩いていきました。六本木ヒルズに移る前のテレビ朝日はここだったんですものね。都心に出ると田舎者の私はいまだにドキドキします(笑)

 

平日の昼間なので、おそらくその企業のOBやご家族と思われる年配者が多かったです。私はこの企画を初めて知ったので、もう20年以上継続しているとは知りませんでした。

 

ブルーローズという小ホールに椅子を並べられた会場で、演奏者さんはなんと現役の東京芸大の学生さんと、桐朋高校音楽科二年の生徒さんでした。

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芸大の学生さん達はファゴットクラリネット、ピアノの構成でメンデルスゾーンから演歌までアレンジされた曲を演奏してくれました。私はおそらくファゴットという楽器を生で聞いたことがなかったように思います。深い音色の管楽器なのですね。ファンになりました。

 

ファゴット奏者さんはお話も上手で、小さい頃からいくつもの舞台経験を積んでおられるのだろうと容易に想像できました。(他のお二人も芸大に入学するぐらいですから、勿論すごい経歴でした)

 

そして現役高校生二人はピアノとバイオリンデュオでモーツァルト、シュトラヴィンスキー、プーランクといった難曲を演奏してくれました。ノーミス!自分が高2だった頃とつい比べてしまいますよね。どんな親御さんなんでしょう。すごいです。

 

休憩を挟んだ二時間の舞台はあっという間に終わり、みんなガヤガヤ帰り始めました。私はクロークに預けたコートを受け取りに向かうと、入り口付近で先ほどまで舞台で演奏していた学生さん達がお客様をお見送りしていました。

 

話しかけても大丈夫かな?と思いつつ近寄って、今日の演奏が素晴らしかったのとファゴットの音色に感動した旨を伝えてちゃっかり写真を撮って戴きました。

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桐朋高校の生徒さんはクラスメイトらしき数名が応援に来ていて、集合写真を撮っていました。(学年70名のうち男子は13名しかおらず、うち2名が今日のステージで演奏したそうです)

 

もう夕方の風は少し冷たくなっていましたが、帰り道のドトールでコーヒーを飲んでから、豊かな気持ちで帰路につきました。そして、今日の芸大トリオが五月に芸大コンサートで演奏していた方と同学年でお友達だという偶然に後できづいたのでした。

 

音楽の力と偶然を感じた午後でした。