遠距離介護とゴミ屋敷問題

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ

介護は一人で抱え込まない

日本人の特性なんでしょうかね。人に迷惑をかけてはいけないと思い込んで、勝手になにもかも抱え込んで自滅するパターン。人を頼らずすべて自分で解決できることなんてないと思うのですが。

 

顕著なのが責任感が強すぎて身内の介護にのめり込むあまり、自分で完璧さを求めて虐待や殺人まで至るケースですね。相談できる人が周囲にいなかったり、相談するという考えに至らない人もいるようです。

 

もちろん私だって他人事ではありません。このまま逃げようかな、なんていつも頭をよぎりますからね。 「困っている」ことを知られたくないという、変なプライドの人もいます。私もそうでしたが。

 

視点を変えれば、高齢だけど健常な父に朝と夜の在宅介護は任せられるし、周囲の人も手を貸してくれる、近所に住む叔母夫婦は週の半分は立ち寄って様子を見てくれ、惣菜のおすそ分けもある。

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父はフルートの出張レッスンを受けて毎週パソコンスクールに通っている。週三で社協の昼食宅配を利用していて、配達スタッフさんが見守りも兼ねてくれている。スタッフさんの中に小中学校の同級生のお母様がいる。

 

ピアノ教室の大家さんをしているので、レッスン日は生徒さんや保護者さんの賑やかな声に包まれる。私の同級生が講師として教えにきてくれている。

 

毎日17時過ぎに父からメールがあって、その日の出来事や母の様子を教えてくれる。自治体の安心コールシステムを導入しているので、毎月20日前後にコールセンター職員からご機嫌伺いの電話があり、世間話や困り事相談ができる。

 

しかしここまでの道のりはとても長く厳しくて、こんな日がくるとはゴミ屋敷片付けしながら想像すらできませんでした。

 

ああしたい、こうしたい。これもやらなきゃ、あれも・・・長年放置していたゴミ屋敷でスタートした在宅介護は次々に問題点をあぶり出してきます。

 

私は特に母との折り合いが悪く、長年連絡もせず距離を置いていたので、母がどのように過ごしていたのか知りませんし、知りたくもありませんでした。できることならこのままフェードアウトしたいと思っていました。

 

しかし様々な事情が重なり、一番嫌な人の介護をやらざるをえなくなりました。逃げるより立ち向かうしかないですね。

 

なので最初は認知症の知識もないし話せる相手もいない、父は現実を受け入れないから怒鳴ってばかり。いっそ逃げたほうが楽でしたが、まずは小さなアクションを起こすところからと思い地元の介護交流会に参加して、保健師さんと仲良くなり、踏み出した一歩が小さすぎて効果も結果もわかりませんでした。