音楽学部の四年生の卒業試験はなんと一般公開!しかも無料!うすうす知ってはいましたが、どんな雰囲気なのかしら?と思い、先日サントリーホールで演奏していたファゴット奏者さんがご自身の出番を告知されていたので行ってみました。
一応奏楽堂(芸大のコンサートホール)に電話で確認してから、少し早めに到着しました。
楽器ごとの発表で、一つの種類が終了すると次の楽器の開始時刻まで、客席移動や入退室ができる仕組みです。演奏中は学生さんの気が散るので出入りできません。
以前モーニングコンサートに来たことがあって、内部の様子を少し知っていたのでよかったです。
客席には教職員席があり、評価・採点をその場でしていました。(緊張しますよね)
私はオーボエ演奏者さんのところから入って、オーボエだけの演奏というのを初めて聞いたのですが、なんというか言葉にできないほど美しい旋律でした。(表現できないのが残念)
そしていよいよファゴット。くだんの学生さんは普段、芸大生三人(ピアノ、クラリネット、ファゴット)のユニットで演奏されている方ですが、試験なのでピアノ伴奏で演奏されてました。
素人の私が聴いても「難しそう」「肺活量すごそう」と思うような複雑な曲でした。学部のお友達らしき学生さんも客席に多数いました。
私は実家がピアノ教室の大家さんをしていたり、父がフルートを習っていたり、音楽講師の友人がいるので音楽に造詣の深い人認定されがちですが、実はなにもわかっていません(笑)
ただ美しい曲演奏のできる、これからしようとしている人を応援したい気持ちだけはあって、発表会や演奏会には足を運ぶようにしているのです。
そういう演奏家さんたちと同じ時間を共有できることを、とても幸せに感じるのです。
帰り道、その日の様子をアップしたらすぐご本人からリアクションがあって、こうやってリアルでも繋がれる今の時代を生きて本当に恵まれていると思いました。