遠距離介護に必要なもの2つです。
それほどたいそうなことじゃなく、遠くから現地の人にお願いして動いてもらう、わざわざ家に上がらなくても遠くからそっと親の様子を見てもらうということです。
この2つを可能にするためには、帰省したときの丁寧なコミュニケーションが大事です。
1人の人にだけ負担をかけるのではなく、複数の様々な職業の人に広く薄く、なんとなく気配を感じてもらうようにしています。
なので私のほうから挨拶に行ったり、地域の行事に参加するためだけに帰省したり、それなりの手間暇はかけています。
地区の防災訓練は必須行事なので、なにがなんでも参加して近隣の方とお喋りします。この数年開発された宅地に住む方々は、昔からの住民とは一線を画しているのでチャンスです。
シルバーセンターに雪掻きと庭木の剪定を頼んでいるので、スタッフさんと必ず会話します。
ピアノ教室の大家さんをしているので、私が在宅していれば保護者さんにご挨拶します。皆さんにLINEグループに強引に入ってもらいました(笑)
社協のお弁当宅配のボランティアさんにもご挨拶します。毎回配達の人は異なりますが、何度かお会いして私の存在をうっすら知ってもらえたらそれでよしとしています。
そしてすぐ動いてくれるケアマネさんや、近くに暮らす叔母夫婦に細かい気配りをしてもらっているお陰で、平凡で幸せな生活ができています。