幼少期の絵本に怖いシリーズがありました。タイトルがなんと「飯食わぬ女房」
昔、あるさえない若者のところに絶世の美女がやってきて「あなたの妻にして下さい」と言います。
当然舞い上がった彼は二つ返事でオーケーします。美女は食事をまったく取らないのに、働き者で彼によく尽くしてくれました。
しばらくして、米びつの中のお米や他の調味料が激減していることに気づきます。
ある日出掛けるふりをして、留守中の美女の様子を盗み見してみると、頭の真ん中に大きな口のあるバケモノが、家のお米を何升も炊いた大量のおむすびと大量の味噌汁をガブガブ食べていました。
彼はバケモノに気づかれてしまい、菖蒲の咲く原っぱに隠れたところ命拾いしたという結末でした。そこから端午の節句に菖蒲を屋根に飾る風習にどう繋がったんだ⁇
それはさておき、つまり上手い話などない、理由もなく美女が迫ってきたらそれは何かカラクリがあるか美人局なのではないかと疑ってかかれ、ということでいいのかしら?