3年半かけてゴミ屋敷片付けに通って、ガラクタだらけの室内で動くには適した時期があることに気づきました。
それは5月と10月。つまりエアコンなしで過ごせる季節が最適なんです。
長い休みを利用して断捨離しようなんて思いがちですが、真夏はクラクラ熱中症寸前で、冬も暖房を使いながらかじかんだ手を使って集中できるのはせいぜい2時間が限度です。
程度によりますが、高齢者宅の長年溜め込んだガラクタ処分は本気で消耗するので、軽い気持ちで始めると大変な事になる場合もあります。
そして年末年始や年度末などはゴミ回収も混雑していて、処分したくても持ち越してしまう事にもなりかねません。
判断を先送りされたモノたちは、生活空間を澱ませていきます。
慣れた不便を好む高齢者は不用品につまづいて転倒するなど日常茶飯事です。
この連休もし実家に立ち寄るなら、小さな引き出しひとつ片付けるだけがいかに面倒か体感してみて下さい。
そうすれば今後の片付け青写真ができるかもしれません。
慌てずざっくりな工程表を作って、今回は食器棚だけとか、玄関だけとかポイントを絞ってやっていくといいと思います。
ゴミ屋敷と格闘した私からのささやかな提言でした。