私と一緒にいるときの母のあきらかに機嫌の良い表情・態度を見て、治らない病に無駄に抵抗することがどうでもよくなりました。
進行を緩やかにするしか治療方法はない。なら効果の期待できることをやろう!と母の意向をほぼ無視して多くの方法を取り入れましたが、なんというかもうやりきったのでしょうね。
言葉がうまく出ないなら、ちょっとだけ先回りして察してあげればいいし、オムツ交換のタイミングや、手洗いの時いつまでも水遊びしていたいならある程度までさせておこう、とか。
諦めに近いのかな。
本人はしたいようにしたいだけなんですね。
それを早く、とか急かされてもね。
よくメディアなどで○○さんは認知症と闘っているというような表現をするけれど、私は闘う病じゃないと思っています。
どれだけ受け入れられるか試されてるのかしら?という感じですね。