実家が江戸時代から臨済宗妙心寺派の檀家です。なぜご先祖様がこの宗派を選んだのか、そしてどんな教えなのかこれまで知ろうとすらしませんでした。
そんな私が今年は花園会(檀家さんの会)の夏期講座に参加しました。
介護ばかりに囚われている自分の心身が時折り辛くなり、数年前から座禅会に通っていました。
マインドフルネスが取り沙汰されるようになり、以前より瞑想や呼吸を意識する人が増えていると感じます。
大阪に住んでいたので京都はよく出掛けていたのに、妙心寺に来たことがなかったんですね。
受付け当日の午前中は都内の友達と合流して塔頭や龍安寺まで詳しくガイドして貰いました。ぼんやり眺めるのと大違い‼︎
毎日座禅ができてかつゲストハウスまで運営している塔頭など、何度も来なければ知らない情報を惜しみなく披露してもらいました。
今回の講座は白隠禅師特集で、花園大学元学長の講義もありました。
禅とは己事究明=己の究明・追求である
悟りが頂上ではない。
フムフムわかったようでわからない、でもなるほどな内容と、元学長のチャレンジャーな体験を織り交ぜた台本も資料もないトークライブでした。
朝夜の坐禅と朝食はお粥、お昼休憩には下鴨茶寮のお弁当、夜は精進料理までついてきて写経も体験できます。
普段は会うことのない地方の檀家さんと知り合うこともできます。その中に私の左肩甲骨の痛みを瞬時に当てた方もいました。そして静岡のゴッドハンドを紹介してもらうことにしました。(紹介を理由に遊びに行きたいのです)
これまで無自覚だった、自分にはじめから与えられていた環境にようやく気づけたようです。