京都からの新幹線で私の隣に同年輩ぐらいの女性が座っていました。
降りるとき教えて下さいね、と声がけしてから私は爆睡。
小田原を過ぎた辺りで彼女のほうから話しかけてきました。「京都どうでした?」って。
え?半分夢見心地だったので驚いていると「京都から乗ってらしたでしょ?」と。そうだった。
妙心寺での講座のくだりを写真とともに説明すると、彼女は広島でのミスチルの野外チケットが奇跡的に取れて、それぞれ違う地方の友人たちと楽しんできた帰りなのだそうです。
席もよくて天気にも恵まれ、友人の夫がホテルと会場のあいだを送迎してくれて広島市内の観光までできたのだとか。
昨日の余韻に浸りつつ聴いていたのはおそらくミスチルだったのでしょう。
こんな風に、ライブに足を運ばなければ体感できない感覚ってあるんですよね。わざわざ行くことに意味があって、それは「どうだった?」と聞かれて答えられるものではありません。
そしてこんなにも人を感動させられる音楽の力って本当にすごいですね。
私の身の上を説明したら、彼女は以前からの家事支援の仕事に加えて訪問介護の仕事を始めたのだと話してくれました。なんて偶然‼︎
ミスチルのお陰でしばらくは余韻に浸りつつ生活できそうです、と語っていました。
こうやって1人の人の人生を上向きにできるアーティストって素晴らしいなぁ。私もおすそ分けにあずかりました。