定期的に通っている鍼灸院で、毎回自分の主訴(一番辛い症状)を聞かれ話します。
左肩甲骨の角(膏肓 こうこう)がもう6年も痛むので、漢方薬と併用しながらの治療です。
母を介護する時に必要以上に緊張していること。新幹線で通うのを負担と捉えるかちょうどよい距離感と捉えるか。帰宅後の疲れがなかなか回復せず、メンタルもかなり落ちているなど正直に話します。
毎回、切診・舌診という脈や舌の様子を見ながら鍼を打つ場所を決めていきます。
膏肓の痛みには吸い玉を使って直接瘀血(おけつ 汚れた血液)を出していきます。
1時間ほどの施術後、温かい生姜茶をご馳走になり少しお喋りしてから気分良く帰宅します。
ある日、たまたまドクターのスマホの待ち受けが女性の写真なのに気づき、わかっていましたが敢えて「どなたですか?♡」と訊ねるとはにかみながら「ウチの妻です(汗)」という返事が。
え、なに、なんで照れてるの⁈
奥様はご自分が待ち受けになってるのをご存知なんでしょうかね。いい大人の男性の秘め事を垣間見て私のほうが気恥ずかしくなりました。
私と異なる母国語のドクターの感情を読み取れた瞬間でした。コトバ ハ イラナイ。