東北の秋はいっきに冬に近づくので、いつも早めに秋冬物の支度をしておきます。
10月の二週目ぐらいにカーディガンやセーター、長袖肌着やズボン下と軽いコート類まで準備しておけば次の帰省まで間に合います。
毎年その繰り返しなので、さほどの時間はかかりません。
それなのに緊急事態発生で、当座の暖かい衣類をケアマネに家まで取りに来てもらい対応しました。
私が手続きや用事でバタバタなので、母のお泊まりを延長にしたのです。
母は一度だけ車椅子で帰宅して父と対面しましたが、状況を理解できていませんでした。かえってよかったのかなぁ。
最後のお別れって案外こんなものなのかもしれませんね。付き添いのスタッフさんたちのほうが悲しそうでした。
そのシーズンの衣類をウォーキングクローゼットに掛けて父に組み合わせ方など説明する段取りを繰り返してきましたが、もうそれもできなくなりました。