紙の本のゆくえをどうするか問題で長年頭を悩ませていました。
ブッククロッシングという仕組みを知らずにいたので、もしかしたらもったいないことをしていたかもしれません。
私は読み終えた本をどうしているかというと、大家さんをしているピアノ教室の待ち合い本棚に収めています。
順番を待つ保護者さんたちが退屈しないように、そして弾いている生徒さんの邪魔にならないように音の出ない時間を潰せるものはやはり本です。
以前は読み古した週刊誌や昔のマンガ本を置いていましたが、リフォームしてからはこの二年以内に発売された新刊本です。
小説は時間がかかるので、パラパラとめくれる自己啓発ものやスピリチュアル系が多いです。
たまに借りていく保護者さんもいます。気に入ったなら是非おウチでも楽しんで下さいのスタンスです。
そろそろ入れ替えを考えていたので、この仕組みがなかなか良さそうです。
ゾーンと呼ばれる駅やカフェなどに無料で置いておくと誰かが拾っていく。読み終えたらまたどこかのゾーンで手放す。次の人が拾いまたどこかで手放す。
自分が行けない場所へ本が旅していく。同じ本を好きな人と時空を超えて繋がれる。
なんだか素敵ですね。