これがすべてじゃないですけどね、アルツハイマー型認知症の人の特徴です。私の実体験でもそう思います。
特に苦労した、嫌だった記憶が鮮明で、同じぐらい楽しく幸せなこともあったはずなのにそちらはあまり残っていないようでした。
嫌な話を何度も何年も繰り返されるとこちらも耐えられなくなります。
お付き合いできるのは最初の何回かです。
傾聴などといいますが、そのレベルを超えていますからね。
これじゃあ家族が参ってしまいますよ。
介護者のメンタルを疎かにしたままだと悲惨な事件になりかねません。
私もなんどかそんな感情がよぎったので、いまこの問題に直面している人は「どんなふうに、なにが辛いのか」具体的に話してみて下さい。多少盛ってもOKです。
まわりが理解してくれるかどうかは別ですが、まず声をあげなければ好きこのんでやってるんだと受け止められていますよ。
こんな話を聞いた人は、素人の傾聴よりもそれは専門機関へ相談すべきことなんだよ、とアドバイスしてあげて下さい。
いつも良いコンディションで介護できるほうが稀で些細なことで心身が揺らぎます。なにかの拍子で警察沙汰になってもおかしくないのです。