ある日、近所のカフェで介護のお話会をしていることを知り出掛けました。
常設のケアラーズカフェではありませんが「認知症の人と家族の会」千葉支部の会長さんや、ご自身がオストメイトで奥様の介護をされている方など様々な人と交流できます。
若年性アルツハイマーの奥様の介護をしていた高齢男性が、娘さんが漫画で介護を綴った冊子を見せてくれました。
お別れの会で配ったもので一般流通していないということでした。
私は自分が通っていたケアラーズカフェを運営する友人に送りカフェに置いてもらうことにしました。
それと大阪市内で介護事業を手掛ける方にも送ると「ぜひ一般販売したい‼︎」とかなり冊子を気に入ってくれました。
私にも漫画を書いた娘さんにもそういう意図はありませんでしたが、あれよあれよとお話が進みついに出版の運びとなりました。
どうやら追い風の吹いている物事というのは、無理にかけあったり調整しなくてもスムーズに進むようです。
私は単純に、自分が介護の入り口にいるときにこのような本や情報がほしかったという気持ちしかありませんでした。
昨日はくだんのカフェで久しぶりに娘さんと再会し、たくさんのお喋りと近況報告、その他耳寄りな情報交換をさせて頂きました。
ちょうど私がほしい情報を娘さんが知っていて教えて頂きました。これもタイミングです。
なにがどう繋がるかはわかりません。
お母様の病が、お父様との和解や家族の会で漫画を連載することや今回の出版まで見据えた采配だったとまとめてしまうにはあまりに拙劣です。
しかし日々の出来事に一喜一憂するより、その先になにがあるのか楽しめる心持ちのほうが人生面白がれるのではないか?と思っています。
これがまだ若かったり、介護の渦中ならこんな心境にもならなかったでしょうけれど。