好機を見定めるのが智者で好機を逃さず実行に移せるのが勇者。
私は数年前から三國志を読み始めたものの、途中で理解できなくなり止まったままです。
そんなこともあろうかと吉川英治のダイジェスト版を電子書籍で購入したのにこの始末です。
しかし三國志そのものは好きなので、時系列でなくてもお気に入りの部分や言い回しがあります。
妻の裏切りを知るとすぐ井戸に投げ入れたり、逍遥(しょうよう)というなんとも美しい言葉があったり(漢方薬の名前にもなっています)、ナタで敵を真っ二つに斬り落としたり、何里も走り続けられる赤兎馬という馬がいたり。
物語の部分と本当の歴史(三国志演義)が混在していますが、どんどん引き込まれる内容です。だから途中で疲れてしまうのかしら。
三國志オタと呼ばれる渡邊義浩先生がCG解説している本は、戦のみに焦点を当て武器や軍装、軍事制度や基本陣形などさながら読むRPGです。
戦ごとの意義や名言も盛り込まれており、物語をダラダラ読んで途中で迷子になることもありません。私には合っているようです。
当初気づかなかった黄巾の乱が漢方の五行説の土徳からきていることなど新たな発見もあるのでした。(土=黄)
好機を逃さず実行に移すべく読み進めていきます(自分の講座でネタにする気でいます笑)