のぞみのデュアルライフ(遠距離介護とゴミ屋敷問題)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ

作務=没頭=マインドフルネス

立て続けに両親が他界し住職と話す機会が増えました。

 

江戸時代からの檀家ですし、先代住職からよく知っていてしかも中学の先輩ですから気負った話題にはなりません。

 

主にうちの庭木の多さと雑草との格闘がメインテーマで、どこまでで妥協するか?という話になります。

f:id:nozosan-net:20180926191817j:image

やっている人ならご理解いただけると思いますが、自然相手なのでどこをゴールとするか、どこでよしとするかは自分次第です。

 

自分が消耗しながら剪定や落ち葉集め、草むしりを頑張っても、できていない人を責めてはいけません。

 

それこそ人それぞれなのです。

 

庭仕事は臨済宗の作務(お寺のおつとめ)の1つでもあり我を忘れて没頭できるほどの作業です。

 

この時間は一切の煩悩から解放されるともいえます。

 

まぁもちろん、これが済んだらシャワーを浴びて美味しいものを食べてお昼寝しよう、というようなささやかな欲は否定しませんし先の楽しみがあるから頑張れるともいえます。

 

草むしりに没頭しているときはまさにマインドフルネスの境地で、この集中の仕方は他ではありえないほどです。

葬儀そのものより大変なこと

今は病院で亡くなっても家に戻らず葬祭会館などに直葬するケースが多いでしょうね。

 

うちは地方の田舎なので、まずはご遺体と一緒に家に戻り、祭壇をしつらえて僧侶に枕経を上げてもらいそれから葬儀の打ち合わせです。

 

何人列席するかによりホールの広さと祭壇飾りのランクを決め、香典返しをどれにするか、通夜振る舞いの料理と火葬を待つあいだのお茶菓子をどうするか。

 

葬儀あとの法事の料理ランクと三品盛り(調味料などの3点セット)白蒸し(お黒飯)、引き物(フリーズドライのスープなど)と引き菓子(昔の葬式饅頭。今はマドレーヌやカステラでも可)をカタログから選ぶ。

 

参加者の出欠を一軒ずつ確認して席次表を作る。(上座に誰が座るか間違えたら大変‼︎)

f:id:nozosan-net:20180925184552j:image

うちの集落は契約講という互助会のようなものがあるので、そこの序列に従います。

 

ちょうど去年も同じ作業をしたので手順を覚えていました。

 

こんなふうに役立つなんて・・・

 

うまくいくのが普通で、まぁ多少の手落ちがあっても今は責める人はいませんけどね。

 

特に私に関しては一般的な喪主より若いことや、日頃地元に暮らさず通いで介護していたことなど周囲がある程度理解してくれて助かっています。

 

この人、私からなにを聞き出したいの?

40代、未婚、ひとりっ子、高齢親と同居という知人がお焼香に来てくれて、それはそれで有難いのだけど疲労困憊の私はまともな対応ができません。

 

そもそも母とは殆ど面識もなく、私とも親しいわけでもなく共通の話題もありません。

 

溜まりに溜まった事務処理や、葬儀社さんや寺院との打ち合わせ、終わったばかりの父の相続の報酬支払い、金融機関への届け出や動いてくれない保険屋さんとのやり取りをない時間を割いてやっているのに、いつまでも引き取ろうとしてくれず困りました。

 

要はいずれ自分も1人で2人の親をみなければならないから要点をうまいこと聞きたいというのが見え見えなんですね。

 

自分の情報開示もせず、都合のいいところだけお手軽に仕入れて帰りたいということでしょう。

 

本人は無自覚かもしれませんがすぐわかりますよ。

 

話の接ぎ穂がないのにいっこうに帰る気配がなく、自分が感じている不安を正直に話すでもなくいつまでもいられてもね。

 

なにか参考になれれば、と社交辞令でいいましたが本音を喋らない人に対応する気はありません。

 

つかそもそも私を励ますために来たんじゃないの?

 

聞きたいことがあるなら単刀直入に訊ねればいいだけで

 

「独り身で高齢の両親を見ていく自信がないら、今のうちにできることを相談したい」

 

とでもいえばいいのに。

 

 

地方の名店は看板も宣伝もない

葬儀で帰省中に小中学校の同級生が営むお店に買い物に行きました。

 

近所ですが私は早くに地元を離れてしまい行き来のない人も多いのです。

 

そのお店はお餅や冠婚葬祭のお赤飯や白蒸し(お黒飯)の専門店で、小売は週に2日しかありません。

 

その日を逃すと買えないのです。

 

たまたまタイミングが合ったので買いに行くとまだオープン前で、その子のお母さんとお喋りしてから一旦帰宅しました。

 

途中で我が家の草むしりをしてくれた友人たちと会い、「お宅のお墓はどこなの?」などの会話をしました。

 

どこでもすぐ知り合いに会います(笑)

 

再訪すると同級生は敷地の工場で仕事中でお母さんがわざわざ呼びに行ってくれました。

 

昔からここの手作り味噌を食べていて、よそのは食べられないぐらい美味しかったのにもう作っていないとか、新年に同級会をするから日程や場所の確認などのお喋りをして、ずんだ餅と栗入り赤飯を買って帰りました。

f:id:nozosan-net:20180923183656j:imagef:id:nozosan-net:20180923183708j:image

指定曜日以外は買えない幻だよ、というと地元民にとってはさほど珍しくもないのでなぜそういわれるのかわからないようでした。

 

わざわざ宣伝しなくても地域での認知度が高く広告を打つ必要がありません。

 

へたに仕事を増やしても対応できないので、冠婚葬祭とお祭りなどの地域イベントと週2日の小売だけで充分なのです。

 

一応楽天でも販売してるからと紹介されましたが、今後は帰省の際の楽しみのひとつにしようと思っています。

 

(他にも小学生時代から通う飲食店や父の行きつけの小料理屋さんなど立ち寄りスポットがたくさんあります)

 

地元は私にとっていつでも幼少期にタイムスリップできる場所で、歳をとったことをつい忘れてしまうのです。

 

地域に必要な冠婚葬祭ご意見番

突然の不幸で悲しむよりも葬儀の煩雑さで消耗してしまうのが現実です。

 

不安定な精神状態で大事なものごとを判断するのは難しく、葬儀のランクや戒名代など日頃なら選ばないようなものを選択してしまったりします。

 

冷静じゃないんですからそうなりますよね。

 

私の場合は地域社会および冠婚葬祭に明るい叔母夫婦がいつもサポートしてくれるお陰で、そうそう間違った選択はしていないと思います。

 

これがもし私ひとりでなにもかも対応するとなると、お通夜から葬儀の段取りや挨拶、法事への案内、弔問対応などどれ1つまともにできなかったと思います。

 

昔より楽になったとはいえまだまだ喪主の負担は大きく、弔問対応や葬儀社さんと打ち合わせをしているあいだは自分の用事ができませんから、食材の買い物や準備など誰かがしてくれないと本当に困ります。

 

出掛けているあいだにお花屋さんが供花スタンドを届けにきたり、電報がきたり、葬儀社さんがドライアイスの交換にきたり、人の出入りがちょこちょこあるので留守にできません。

 

弔問客とは面識がない場合もお話をしなければならず、手が止まっているあいだに連絡したい相手が捕まらずついにお知らせできなかったこともあります。

 

遺族しかできない手続きがありますが、それ以外のちょっとした留守番や問い合わせや買い物など、やってくれる人がいるといないでは雲泥の差です。

 

まして香典返しや通夜振る舞いの料理や法事のお膳のランクなど、基準を知らない喪主は相手のいいなりになってしまいます。

 

幸い田舎でなんとなくの予定調和があり、ご意見番もいることからどうにかこうにかやってこれました。