のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

実家の片付け 靴箱編

f:id:nozosan-net:20161003145800j:plainムカデじゃあるまいし、靴箱が表玄関に三台、裏玄関にも一台それにも収まりきらずに玄関に靴があふれ返っていました。どれもさほど欲しくて買ったわけではなく、「ちょっといいかも」「あれば使うかも」または存在そのものを忘れて買い続けた結果です。少なくとも20年以上値札がついたままで靴箱の中で劣化した靴は、湿気でポツポツかびが生えているものもありました。

 

取り敢えず奥へ奥へ押し込まれたパンプス類を発掘するところからです。使えなくもないな・・・というものもありましたが、「使える」ではなく「本当に使うか」です。絶対使いません。母は外反母趾気味だし、施設へ通うのにスニーカーですからヒールのあるものは一切処分です。「勿体ない」といい始めると永遠に終わらない作業です。

 

実は同居していた頃、処分しようと段ボールに詰めていたらすっかり元どおりに戻されていました。今はもうその心配はないのでどんどんゴミ袋に放り込んでいきます。しかし捨てても捨てても減らないのです。どれもこれも時代遅れのパンプスやサンダルで、履きもしないのになぜ取っておくのかわかりません。

 

昭和脳は痛んでも壊れてもなんでも取っておくから厄介です。結果モノだらけの物置小屋のような室内で暮らし、転倒して大怪我のパターンです。何度痛い目にあっても学習しません。命よりゴミが大事なはずありません。

 

ボロボロのゴルフシューズや穴のあいた長靴、雨降りのあときちんと手入れせず放置して青かびだらけの草履など出るわ出るわ・・・

 

他にも革靴のケア製品の汚れ落としクリーム(革靴を買うたびに小さいチューブのを貰ってそのまま使わず数年放置)汚れ落としブラシ、艶出しスプレー、仕上げクロス、部分色クリーム、靴ベラ、撥水スプレー等のお手入れグッズもすべて20年以上経過したものが、おびただしい数出てきます。どれもまともに使った形跡がありません。

 

スプレーの回収日は何曜日だっけ?他にも物置小屋みたいな家の中には、スカートのまとわりつきを防ぐ静電気スプレーとか制汗剤とか、アイロンで糊付けする液体スプレーとかいちいち処分するのも厄介なゴミが山盛りです。もうそれだけでも憂鬱。だって中身満タンなんですもの。排水溝に流せないよね?

 

こんなことばかりで心折れそうになります。ゴミ出しだけの帰省で肝心の介護などまるで手につきません。介護帰省といいつつ実際はゴミ捨て帰省。なにやってるんだろう。しかも不燃物は週一回収しかなくて、ゴミステーションに出すよう父に頼んでおくと、勝手に袋から出して元に戻してたり、または不燃ゴミ袋に入れたまま室内放置です。

 

翌月帰省した時怒り心頭です。「なんで出しておかないわけ!?」「まだ使えるから」と下らない論戦は消耗するばかり。もうほとほとうんざり。賽の河原で石積みしてる気分。

 

出た出た「まだ使える」昭和のマジックワード。そもそもゴミ屋敷片付けは3DKの賃貸アパートを丸ごと空っぽにするだけで約60万円とテレビで見て、まぁモノの量にもよるだろうけど、自分ができない・やりたくないことを人にお願いするんだから処分代、人件費も考えれば妥当かもしれませんが「え、私それをやってるわけ!?」と思ってしまいます。

 

虚しい・・・いっそ業者さんに頼もうかと思っても、まだ元気で生活してるのだし、いずれ入所するにしても溢れかえるゴミを出さなければ、また救急車事件が起きたら担架が出せない。まずはモノを減らそう!グラグラする気持ちを立て直しました。