イベントサイトでたまたま見つけた「築地でお魚捌きレッスン」というのが気になり応募しました。今まさに築地・豊洲問題でにぎわっていますが、場内市場はなくなってしまうのだろうと思い記念に行っておきたかったのです。
当日は築地のビルが集合場所で、パリに行って以来の有料トイレを体験し私の他に二人の若い女子と三人で、魚屋あさいの若いご主人に連れられて場内へ入りました。
築地本願寺のパイプオルガン演奏会後に、場外で買い物や食事を楽しんだことはありましたが場内は初めてです。波除神社の前を通ってターレーが行き来する場内に入りました。念のため長靴に履き替えてあります。
あさいのご主人は番地ごとの魚屋さんを「ここは○○がいいですよ」と説明つきで紹介してくれました。私はお土産用に箱ウニを購入しました。
さて個人的な買い物を済ますと、場外の角にあるキッチンスタジオで調理が始まりました。材料はホウボウ、真鯛、イワシでした。インバウンドのお客様を連れた英語ペラペラ美人の奥様も合流して、みんなで捌き始めました。
真鯛はご主人が捌いてバーナーで炙りにしたり、シャリでお寿司にしたりをみんなで食べました。鰯は日頃から触っているのに、刺身にするので一苦労。ホウボウにおいては頭の骨が硬く畳んだヒレが大きくて手こずりました。汗だくです。
魚を意識的に食べていますが、いつも調理が楽な切り身ばかりで自分で捌くなんてしばらくやっていませんでした。大きな魚も自分でおろせたら様々なバリエーションが楽しめることがわかりました。
でも気持ちにゆとりがないと一尾で買ってきて、ここは刺身で、ここは焼き物に、ここは煮つけに・・・なんて楽しい空想をするのも難しそうです(笑)
美人奥様とは共通の知り合いがいたり、世界は広いが世間は狭いを体感する一日でした。試食の中盤からお近くの鳩屋海苔店のご主人が、おむすびに合うものとお餅に合うものは違うと説明して下さいました。
日頃なにげなく接している魚や海苔もまるで知らないのだ・・・ということが知れました。
いつか移転してしまう築地場内市場ですが、案内つきで買い物できたり捌き方を教えてもらえたりしますので、是非足を運んでみてください。