田舎の家は意味なく広くモノだらけで、そもそも何があるかさえ管理ができていないのです。レンタル倉庫を借りる都会暮らしの人には理解できないと思います。
都会はスペース=費用
と捉えると思いますが、いくらでも土地も部屋も余っている田舎には無縁の考え方です。モノが増えたら増築したりプレハブ建てたり躊躇なくやってしまいますから。
そんなこんなでリフォーム屋さんと打ち合わせするため毎月帰省し、母の介護保険をトイレの改修に使えるのでケアマネさんも交えた相談→役所へ申請→認可の流れを辿ることになりました。
保健福祉課の職員がトイレのビフォーアフターを見に来るというし、水回りは水道屋さんも絡んでくるので工程表を作ったり、とにかく手続きが面倒です。
実家はピアノ教室をやっていて、生徒さん用と家族用にトイレが2つあります。介護保険適用は1つだけなので、片方は限度枠いっぱいになるように片方はごく普通の内装にしました。
この時父が、1つはお世話になっている水道屋さんに施工してもらおうなどというバカな提案をしだしたので、叔母と2人で黙らせました。
材料の仕入れや手配、工事を別々の人がやるのがおかしいと思わないのがおかしい。
どうせならとピアノ教室も床補強して、作り付けタンスをぶち抜いた上着掛けコーナーに綺麗なクロスを貼ってもらいました。
玄関からダイニング、寝室、洗面所へ繋がる廊下も段差をなくしました。
ダイニングキッチン、脱衣洗面室、浴室、寝室もすべてリフォーム。母のウォークインクローゼットにしていた四畳半の和室は畳が腐っていたので床も全部取り替え。
雨シミができていた天井も張り替え、リフォームした部屋の照明もすべてLEDに。エアコンも3台新しくしてようやく快適な介護環境を手に入れました。