映画グレートウォールのネタバレですが万里の長城が作られたきっかけが、60年に一度現れる伝説の怪物饕餮(とうてつ)の侵入を防ぐため、といわれているらしいです。
饕は財産を貪る。
餮は食物を貪る。
人間が発展ばかり追いかけるのを戒める周期が60年おきなんでしょうかね。
饕餮は今でも使われている言葉で、見境なく食べ続ける大食漢を指すそうです。
人間の欲深さが怪物という形で結果的に自分たちに跳ね返ってくるようです。
饕餮は四凶の一つとされ、体は牛か羊、曲がった角、虎の牙、人の爪と顔を持ち、なんでも食べる猛獣というイメージから転じて魔を喰らうという考えが生まれ、後に魔除けの意味を持つようになったそうです。
私は個人的に四凶のひとつ渾沌(こんとん)カオスのお話が好きで、目、鼻、耳、口の七孔がないので、顔に七孔をあけたところ渾沌が死んでしまうというくだりです。
物事に対して無理に道理をつけることを「渾沌に目口をあける」というそうです。
あ、なんか心当たりがあるかも(笑)