8020運動などといわれていますが、自分の歯を大切にできていると認知症になりにくいのは本当だと思います。
自分の歯を失ったとしても噛み合わせの合う義歯できちんと食事ができている、食いしばることができるのはとても大事です。
歯はそのまま健康状態、認知機能、転倒防止に繋がります。
数年前、訪問歯科医さんのセミナーに参加した時も様々な資料で説明され、その時はぼんやりしかわかりませんでしたが、今ははっきりわかります。
今、母の義歯の具合が悪く、長年通っていた段差だらけの歯科でだましだましの対応で様子見していましたが、いよいよ支えの自分の歯もグラつき総入れ歯へ移行するタイミングにきています。
友人のお母様が入れ歯の誤飲で誤嚥性肺炎を起こし亡くなられたので、この危険な状態を放置できません。
母が歩ける頃から段差だらけの歯科にカルテがあるという非常にくだらない理由で通い続けていましたが、治療は適当でバリアフリーにする気すらない医療従事者に見切りをつけ、介護施設に訪問してくれるドクターと契約しました。
治療方針の説明も明快でわかりやすく、様子見などという便利な言葉を使わず手を打っていきます。
きちんと食べられなければ身体は衰弱していきます。
介護者も「仕方がない」といわれるがままにせず、積極的な治療に参加すべきと思います。
高齢者にありがちな「これまでお世話になった先生だから」「ずっと通っているから」といったなんのメリットもない話を間に受けず対応しましょう。
わずかな方向転換で思いもよらない良い展開にもなりますから。