のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

今思えばあれが脳梗塞だったII

 

kaigo-mind.hateblo.jp

 

父の異変に心細くなった私は母のお泊まり施設へ行き「どうしよう⁉︎」と訴えるも、母はもう何も理解できずニコニコするばかりです。

 

遠距離介護をしています‼︎と偉そうにいうわりに、父に頼りきりなのがはっきりわかりました。

 

二人一緒で初めて母を支えられるのでした。

 

バッテリーが上がらないようにしばらく田舎道をドライブしてから帰宅すると、父が普段と変わらず待っていました。

 

その日はお総菜を買ってきて夕飯を済ませ、お互い疲れているので早く休むことにしました。

 

しかし、しかし、いつものように洗濯機を操作する父の手元がおかしいのです。

 

普段はスムーズに洗い、脱水などセットできるのに、どのボタンを何回押したかわからなくなっています。いつまでも洗いが終わらないので、バケツに取り出して洗面台ですすぎをしようとしています。しかし蛇口のひねり方に戸惑っています。

 

「目が見えにくくなってるのかも」

 

もともと緑内障なので、タイミングよく翌日に眼科検診の予約を入れていたので受診しました。

 

20年近い付き合いのドクターは「点眼忘れなんてこれまでなかったし、今日はなんかおかしいよ。眼じゃないから脳の検査をしたほうがいいよ」といいます。

 

会計待ちをしているあいだに近くの脳神経外科へ電話して、午後から撮影と受診ができるか問い合わせました。するとすぐに予約が取れて小さな脳梗塞帯状疱疹の跡が見つかりました。

 

脳の血流をよくするお薬を処方され二人で笑いながら帰宅しました。

 

その日のヘルパーさんに経緯を話すと「ウチの母も同じようにいわれてそのお薬飲んでたんだけど、数カ月後にレビー小体型認知症だとわかったの。見逃されてたのよ。だからもう一歩踏み込んだ検査もしたほうがいいかも」

 

えええっ!

 

すっかり安心していたのにまた不安に引きずり降ろされて、すぐケアマネに連絡しケアマネ経由で物忘れ外来の予約を取ってもらいました。(物忘れ外来の予約は取りづらく2~3カ月待ちが普通です)