母はスプーンや箸を上手く使えず(使い方を忘れてしまって)介助しないと食事できません。
父と私が交替でお手伝いしていましたが、食べる行為も途中で飽きたり忘れたりするので時間ばかり経過していきます。
自分たちも食べたいし、済んだら後片付けや他の用事が山ほど待っています。食事介助だけにかけられる時間はありません。
今はヘルパーさんを朝夕お願いして、食事介助と服薬、歯磨き、夜はオムツ替えと着替え、寝かしつけまでしてもらえるのでかなり負担が減りました。
これが食べたい、次は汁物がいい、などの意見をいえない母に効率よく食べさせてくれるヘルパーさんは、おかずの柔らかさなど考えながらばっかり食べにならないよう工夫してくれます。
でもね、でもね。
きっとこのおかずの次はご飯を一口食べて、それからお浸しかサラダにいってお味噌汁。の順番を望んでるのかもしれないな・・・
自分で意見をいえないって、こういうことなんです。もはやこれの次にあれが食べたいなどの欲求すらないかもしれませんが。
自分が今、無意識にできていることもいつかできなくなる日がくるんですね。