皆んな同じじゃないんです。
よく物忘れとの境界線の見分け方など特集されていますが、発症原因が脳血管性、アルツハイマー、レビー小体、若年性など様々あってその通りの症状が出るとも限らないのです。
ウチの場合はアルツハイマー型認知症の現在進行形なのですが、初めは買い物の時、小銭を数えられなくなって毎回紙幣で払う。
帰宅後、カバンから鍵を出して玄関を開けてからのカバンの行方がわからない。
買ってきたものをどこに置いたかわからなくなる。
毎日ボールペンを10本ずつ買ってくる。
会ったことすらない人をテレビで見て「この人知ってる」という。
家じゅうをメチャクチャにしてゴミ屋敷にする。
指摘されると「あんた誰に向かっていってるの‼︎」と暴言を吐く。
もともと被害妄想の激しい厄介な性格で、他人の悪口と愚痴、不平不満が大好物でしたからなるべくしてなった病としか思えませんが。
友達と呼べる、いわゆる雑談や軽口を叩ける相手が皆無で、いつも私を捌け口にしていました。
それが嫌で私は一切関わらなくなりました。自業自得です。
上の症状はごく一部で昼夜逆転、見当識障害、徘徊、暴力、せん妄、幻覚、失禁、虚言、万引きなど家族がヘトヘトに消耗する症状が日替わりで無限ループです。
人から距離を置かれる振る舞いをしておきながら、勝手に孤独になった果てにこの始末じゃね、穏やかに介護しようなんて思いませんよ。
もう解放されたい。
私が楽になりたい。
我慢しなきゃいけないことなの?
何年もそんな日が続いていました。