のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

砂時計と蒸し野菜

実家では自分たちで食べるぐらいの野菜を作っていました。

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両親とも庭仕事や野菜作りが好きで、母も認知症になっても初期の頃はふつうに作業ができていました。

 

だんだん当たり前の手順がわからなくなり、大好きな園芸に興味すらなくなりました。

 

しかし畑はそのままあるので父は一人で野菜作りを続けていました。

 

労働した後のビールがなによりも美味しくて、そのためにやっているようなものでした。

 

身体を動かすことを厭わない。お酒や食事を美味しく感じられる。こんな幸せなことはありません。

 

夏場は作業からあがるとそのままシャワーを浴びてからビール→昼食→お昼寝がコースでした。

 

こんな健康的な生活をしながらの在宅介護でしたから先回りの心配をし過ぎず手助けしていました。

 

父は自作の野菜を毎朝スチームして母に食べさせていたので便秘知らず。いつも母の体調がいいのもそのお陰だったのですね。私も帰省時は一緒に食べていました。

 

油を使わず大量の野菜を水だけでフライパンで蒸すので、砂時計で時間を計っていました。

 

二年前にリフォームしたキッチンには、両親が使っていた食器も砂時計もそのままにしてあります。

 

当時を再現しようとしているわけではなく、もう少しこのままでいたいと思っているからです。