のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

電話恐怖症

ケアマネもしくは介護施設からの電話がいい知らせなことはほぼありません。

 

しかしあちらもお仕事ですから、利用者様の容態に変化があれば連絡するのは義務です。

 

父が自宅で倒れていたとき、ちょうどいつもお互いにメールしあう時間帯に母の施設から電話がありました。

 

母を送り届けたものの応答がない。他の利用者さんを送って最後にもう一度我が家に立ち寄っても応答がない。

 

夕方当番のヘルパーさんとちょうど合流したので、裏玄関から入ると父が倒れていた。

 

今、救急車を手配中だが母をどうするか指示してほしいと。

 

時間にすれば1〜2分のあいだに内容を理解して判断しなければなりません。

 

意外にも冷静に話せたのはシュミレーションしていたわけでもなく、そんなこともある気がしていたからかもしれません。

 

とりあえず母を延長預かりしてもらうよう指示すると、救急隊員さんから「お父様、心肺停止で蘇生の見込みはありません。警察で検死に回します」と連絡が。

 

次に刑事課の人からドクターを手配してその後の連絡はなんじになるかわからない旨連絡がありました。

 

暫く自宅は立ち入りできなくなるので、ヘルパーさんに母の薬を取りにいって貰いました。

 

検死の費用がいくらになるかもわからないし、解剖にまわすと料金は増える。ご遺体は安置所の冷蔵庫に収める。

 

などなど事務的な流れを説明されました。

 

えっと私は次になにをすればいいの?

 

取るものもとりあえず帰省するのではなく、礼服一揃えやある程度の現金を用意して、しばらく留守になるから新聞を止めて着替えは何日分?

 

自分がいま直面している事実がまるで夢のようでした。

 

そのあと父と対面し慌ただしく葬儀を出しましたが、いまだに不思議な感覚です。

 

その後もしばらくは様々なところから着信がありましたが最近ようやく落ち着いてきました。

 

私は電話はかけるのもかかってくるのも好きじゃありません。