のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

的を射るVS的を得る

たまたま国語辞典の編纂現場というのをテレビでやっていて、これまでずっと「的を得る」が正解だと思っていたのに「的を射る」が正しいらしいと知りました。

 

しかし的を得るが使われる場面が多く、こちらを辞書に掲載するかどうか偉い人たちが会議をしているのでした。

 

知らない言葉を調べるのは昔は辞書で今は検索でしょうけれど、紙の辞書の信頼性はまだまだ高いと思います。

 

そこにたった一行こういう使い方もありなんだよと加えることに、これほどの労力を要するのかと驚きました。

 

編纂委員の方はいまどきの若者が使う流行り言葉にも敏感で、常に掲示板やSNSをチェックしているのでした。

 

そして疑問に感じた言葉はいったいいつから、誰がどんな場面で使いはじめたのか古文書に近いぐらいのルーツにまで辿りつく努力をしていました。

 

裏付けが取れなければ掲載できないということなんですね。

 

時代によって言葉は変化していきます。

 

現代では理解できないから古文の授業があるわけで、いつ頃からあのような文字や話し方がされなくなったのかわかりませんが、知るとなんとも奥ゆかしいような雅な気分に浸れます。

 

私が漢文に惹かれるのも、今では使われない言葉や言い回しなのにもかかわらず、感情は現代人となんら変わらなく似たような悩みや苦しさを表現しているからかもしれません。