おそらく私だけではないと思います。
しょっちゅう母の施設から連絡があり、母の体調次第でどうにもできない相談をされると「このまま母もいなくなってしまうのではないか」と思うあまり一気に食欲が失せます。
ついでに味もわからなくなります。
いずれそういう日がくることは覚悟のうえですが、様々な事務手続きがまだ済んでいない今はやめて〜というのが本音です。
同じ年の2月と10月に祖父母が相次いで他界し、その手続きで消耗する両親を見ていて大変さが容易に想像できるから尚更です。
母にとってはこちらの都合など関係ないですがね。
毎回、叔母に通院の付き添いを頼むのも気が引けますし、かといって連絡が来るたびに帰省していたら時間的にも経済的にもかなりな負担です。
施設としては責任の所在をはっきりさせておきたいでしょう。
しかし命に関わるほどでもない状況での呼び出しには都度対応できかねます。
電話での説明は想像するしかないので、おそらく無事だろうという予想のうえ念のため帰省するという感じです。
私がなかなか予定を入れられないのも、いつでも対応できるよう本能で動いているからかもしれません。
それにしても味のわからない食事は寂しいものです。